食べ終わったら、葉っぱをたたみましょう

 バナナリーフカレーは、基本的にベジタリアンの料理です。そのため、先ほどカレーにはフィッシュ、チキンがあるとお伝えしましたが、実際にカレーの中に肉や魚の具は入っていません。肉と魚を食べたい場合は、チキンカレー、マトンカレー、魚カレー、タンドリーチキン、イカのから揚げなど、追加で注文します。

バナナリーフカレーと一緒に注文したおかず。右からイカのスパイシー揚げ、タンドリーチキン、マトンカレー。

 食べ終わったら、次の写真のようにパタンと葉っぱをたたみましょう。お腹いっぱい、おいしかったよ、という合図で、お店の兄ちゃんが「おかわりするかい?」と目で合図をしなくなります。

テーブルの手前に向けて葉っぱをたたむと「ごちそうさま」の合図。逆にテーブルの手前から向こう側に折ると「おいしくなかった」という意味になるらしいので注意。

 マレーシアを旅していて、ちょっと元気がないかも、と思ったら、ぜひバナナリーフカレーに挑戦を。スパイスの効いたカレーを食べながら、お店の人とのしばしのコミュニケーション、それも目と目でわかりあえるという高度な会話を楽しめたら、大満足な旅になること間違いなし!

マレーシア人が大好きなカレー料理、バナナリーフカレー。バナナの葉っぱをお皿にし、カレーや野菜系の惣菜、パパドとよばれるせんべい、チャツネ、サンバルなどがセットになった料理です。値段は6~9リンギ(約200~300円)。こちらはクアラルンプールの中心地から車で20分、バングサにあるバナナリーフカレーの人気店「Sri Nirvana Maju」。夕方16時ごろにお店に行ったのですが、こんな時間でも大混雑!

マレーシアごはんの会 古川 音(ふるかわ おと)
「マレーシアごはんの会」にて、マレーシア料理店とコラボしたイベント、マレーシア人シェフに習う料理教室を企画・開催。クアラルンプールに4年滞在した経験をもち、『ニッポンの評判』(新潮新書)のマレーシア編を執筆。マレーシアごはんの会の活動のほか、情報サイト「All About」でのマレーシアライター、食文化講演も担当している。
オフィシャルサイト http://www.malaysiafoodnet.com/

 

Column

マレーシアごはん偏愛主義!

現地で食べたごはんのおいしさに胸をうたれ、風土と歴史が育んだ食文化のとりことなった女性ふたりによる熱烈レポート。食べた人みんなを笑顔にする、マレーシアごはんのめくるめく世界をたっぷりご堪能ください。

2015.08.22(土)
文=古川 音
撮影=古川 音、三浦菜穂子