イタリアンのシェフとマレーシア産高級ドリアンのコラボ
マレーシアがドリアン大国なのは、以前のコラムで紹介したとおり。そんなマレーシアに4年滞在したことで、ドリアン好きに成長した私が今回紹介するのは「かをり果樹園」のドリアンアイスクリームです。
![右上:ドリアンココナッツキャラメルアーモンドアイスクリーム 120mL 500円、右下:ドリアンココナッツミルクアイスクリーム120mL 500円、左:ドリアンムースプリン 6個セット3,554円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/2/1280wm/img_72e19161ef57dbfaafdf8033a25de8ff73227.jpg)
濃厚でクリーミーな舌触り。そして、ほおばるごとに広がる余韻が、ほのかな苦みのようなドリアンの独特の香りで、スプーンを運ぶ手が止まらなくなるやみつき感。これぞまさしくドリアンならではの魅力!
また、肝心のドリアンの種類は、マレーシア産の高級品種「猫山王(Musang King/ムサンキング)」を使用。中国やシンガポールで高値で流通している人気の品種で、甘みが濃く、カスタードのようなリッチな風味が特徴。これがアイスクリームにぴったりなのです。
さらに、レシピ監修は、駐日ローマ教皇庁大使のフードアドバイザーを任されたこともあるイタリア料理の久保脇シェフ。現地の食文化視察からアイデアを練り、半年の開発期間を経て、2020年10月に発売スタート。ドリアンという日本人になじみのない味にもかかわらず、毎月平均200個を順調に売上げ、最近はリピーターが増えて販売数はグングン上がっているそうです。
![新潟の牧場に併設されている小さなアイスクリーム工場で、丁寧に製造されている。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/d/1280wm/img_6dc893afa3de25fe0613e8c98f15218965633.jpg)
気になる匂いはというと、クンクンと鼻を近づけて嗅げば、確かにドリアン。でも、いわゆるクサイ感じはゼロ。冷たい状態では比較的匂いが抑えられ、また、濃厚な香りのココナッツミルクを組み合わせる工夫で、全体的に甘い匂いに包まれています。
フレーバーは、ココナッツミルク味とキャラメルアーモンド味の2種あり、「ドリアン初心者にはキャラメルアーモンド味がおすすめ」と齋藤社長(かをり果樹園)。
![キャラメルの濃厚な香りが、ドリアンのクセのある匂いをマスキング。キャラメル、ドリアン、ココナッツミルクの3つが見事にマッチし、深い余韻のある味を生み出している。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/d/1280wm/img_bda4d1b05906f24f319b2c2fb7b3baa568442.jpg)
さらにおすすめは、ドリアンムースプリン。2022年4月に登場した新メニューで、とろけるやわらかさは、フレッシュなドリアンにより近い味わいです。
![ドリアンの品種は「雷神(D24)」を使用。上品な甘さが特徴で、ムースのような滑らかな口溶けに仕上がっている。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/d/1280wm/img_ad470f192e7b56526572505005a6b55944604.jpg)
プリンも含め、冷凍庫で長期保存が可能なのもうれしいところ。匂いもれは一切ないので、ご安心あれ。
さらに今年の夏は、横浜中華街の「王府井」とのコラボ商品として、ドリアンメロンパンが登場決定。発売されたらまたご報告します!
かをり果樹園
https://www.kaworiorchard.jp/
※その他、「成城石井」や「うまいもんドットコム」などのオンラインショップでも販売。
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Column
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現地で食べたごはんのおいしさに胸をうたれ、風土と歴史が育んだ食文化のとりことなった女性ふたりによる熱烈レポート。食べた人みんなを笑顔にする、マレーシアごはんのめくるめく世界をたっぷりご堪能ください。
2022.05.17(火)
写真・文=古川音(マレーシアごはんの会)