ピーナッツがぎゅっと詰まった人気菓子
マレーシアで人気のクッキー「ビスクマゾーラ」。かむと口の中でほろっと溶ける食感と、ピーナッツの香ばしさが格別で、これはもう、ピーナッツよりもピーナッツ!
![お茶うけにぴったりな、ひと口サイズのビスクマゾーラ(Biskut Mazola)。ビスクはクッキーのこと。マゾーラはマレーシアで有名なコーン油のブランド名。もちろん、どのコーン油でも作ることができて、米油もOKです。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/9/1280wm/img_690c70db9e50fac28c3662117025b99489783.jpg)
実は、マレーシア料理にピーナッツはよく登場します。たとえば、国民食ナシレマッ、串焼きサテー、ピーナッツのスナック菓子「カチャン・プティ」など。ピーナッツをペースト状にしたおしるこ似の「花生糖水」もあります。
そんなピーナッツ王国のマレーシアで人気のクッキーが、ビスクマゾーラです。
◇マレーシアで人気のクッキー ビスクマゾーラのレシピ
■材料(100個程度)
・皮付きピーナッツ:400g
・小麦粉:250g
・粉砂糖:180g
・コーン油(米油でもOK):200g
■作り方
(1) フライパンでピーナッツを乾煎りする。皮がすこし黒くなるまでしっかりと。
![なかの水分をとばしてカリカリにする。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/1/1280wm/img_41a9038bfd678c58399cd994aa2c5ec9137517.jpg)
(2) あら熱が取れたら、フードプロセッサーで皮付きのまま細かく砕く。
![できるだけ細かくした方が形を整えやすい。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/d/1280wm/img_fdc2e949d4dd25854b35fa7c7b33969499763.jpg)
(3) ボウルに移し、小麦粉、粉砂糖、油を加えてよく混ぜる。
![ムラがないよう、油は少しずつ加えて手でしっかり混ぜる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/5/1280wm/img_454ccb79f5ada6b6649e5fda7b97351389173.jpg)
![暑い日は生地がダレやすいので、油の量を気持ち少なくしてもいい。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/2/1280wm/img_725a27e3e0fc442cf2202c004560334093467.jpg)
(4) 小さく丸めて(1個10g程)成形したら、200℃のオーブンで約10分焼く。
![溶き卵を表面に塗ってツヤを出すのもおすすめ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/3/1280wm/img_73f03d0fcd4662d556d13ee5ed274390110847.jpg)
![できあがり。熱いうちは崩れやすいので慎重に。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/a/1280wm/img_7a8c33fbd034e1410f0e4613f79803bd93134.jpg)
![このピーナッツクッキー、普段も食べられていますが、とくに中国正月や断食明けの祭り「ハリラヤ」など、特別な日のお菓子としても大事にされています。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/f/1280wm/img_cf3c6fb243d1738b2354d3fd4c9745e055176.jpg)
フードプロセッサーさえあれば簡単にできるので、ピーナッツ好きならぜひお試しください!
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Column
マレーシアごはん偏愛主義!
現地で食べたごはんのおいしさに胸をうたれ、風土と歴史が育んだ食文化のとりことなった女性ふたりによる熱烈レポート。食べた人みんなを笑顔にする、マレーシアごはんのめくるめく世界をたっぷりご堪能ください。
2022.02.24(木)
写真・文=古川 音(マレーシアごはんの会)
協力=アスリさん