中国系のベジ専門店は、30種近いおかずが並ぶ「エコノミーライス」

 中国系の多く住むエリアやショッピングセンター内のフードコートでよくみかけるのが、ベジ料理だけを提供する「エコノミーライス(経済飯)」。ひとつの皿にごはんと好きなおかずを一緒に盛って食べる、いわゆる“ワンプレートごはん”です。

 甘辛のポテト煮、冬瓜と揚げの炒め、塩漬菜の干し海老炒め、海苔と湯葉で巻いた揚げ茄子……など、野菜のみで作られた中国料理がずらり! 切り干し大根やひじきなど、日本人になじみのある料理も多く、非常に食べやすい味です。肉・魚・卵を使わずにこんなにもバラエティ豊かに料理ができるなんて、驚き!

左:中国系の料理は豆腐や湯葉を使ったものが多い。写真手前より、肉なしの麻婆豆腐、豆腐の甘辛醤油タレ、卵豆腐の厚揚げ。
右:オレンジ色の煮込み料理は、チキンカレーそっくり。じゃがいもと、グルテンで作った“鶏肉もどき”が入っている。
ランチタイムは大混雑。宗教によってタブーとされるお肉を使っていないので、すべての民族が食べることができるというのも人気の理由。

 私も選んでみました! ごぼうの天ぷら、プタイ(豆)のピリ辛炒め、青菜炒め、茄子炒め、漬物。計5種のおかずで料金は4.5リンギット(約150円)。肉入りの料理よりも断然安い! 醤油味やピリ辛味だったり、それぞれ違うテイストで飽きないし、どのおかずにもしっかり味が付いているので白いごはんがグングンすすみます。お腹いっぱい食べても、胃もたれ知らず。野菜料理、最高!

ひとつのお皿に、ごはん、おかず、カレーなど好きな具をのせて、好みで混ぜながら食べる。衣を厚めにして、お肉のような弾力を出したごぼうの天ぷらが、とてもおいしかった。
クアラルンプールの中心地ツインタワーより徒歩5分。中国寺院の中に、誰でも入れるベジ専門のフードコートがある。

※中国寺院内のベジ専門店を3ページ目に動画で紹介しています! 野菜だけで作られたバラエティに富んだ料理の数々。飲茶や麺類も用意され、ランチタイムは大賑わい。その様子をぜひご覧ください。

 さて次は、インド系のベジタリアン料理に注目。本場インドも真っ青な本格派の料理です。

<次のページ> カレーから惣菜まで揃う「インド料理」

2015.04.30(木)
文・撮影=古川 音