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◆カブと生姜のとろみスープ

 食べ過ぎや消化不良で、お腹の調子が気になるときにおすすめの薬膳レシピです。胃もたれを感じるときには、無理に食べないことも立派な養生です。しかし、食べないことにより力が抜けてしまうときには、温かいスープをよく噛んで召し上がってみてはいかがでしょうか。

 カブは内側から体を温め、消化を促進する働きがある食材です。寒い季節に旬を迎えるカブは甘みがあってやわらかく、ほっこりした美味しさがあります。

 舞茸は、体のエネルギーを高めてくれる効果をもつので、胃腸の疲れを感じるときに活用したいキノコのひとつ。舞茸と生姜の香りを楽しみつつ、体を内側からじんわりと温める薬膳スープです。

●材料(4人前)

・カブ:1個
・カブの葉:適量
・人参:30g
・舞茸:1/2pc
・生姜:1片
・出汁:800ml
・醤油:小さじ2
・塩:適量
・片栗粉:小さじ2

●作り方

(1)カブは葉を切り落とし、皮を剥いて小角に切ります。人参、舞茸も同じように切ります。生姜は皮付きのまま千切りにします。

(2)鍋に出汁、(1)の野菜を入れて加熱します。

(3)野菜がやわらかくなってきたら、塩、醤油で味を調え、刻んだカブの葉を散らします。

(4)片栗粉を同量の水で溶き、鍋に回し入れます。ダマにならないよう、加えながらよく混ぜます。

(5)全体にとろみがついたら、器に盛り付けて完成です。

2024.12.26(木)
文・撮影=さとうあい