◆「蜜芋処 えんむすび」の蜜芋(紅はるか)
東海道新幹線・岐阜羽島駅の構内にオープンした焼きいも専門店。糖度の高い熟成「紅はるか」をまずは常滑焼の壺の中で2時間半かけて焼き上げます。それを保温ボックスに入れ、余熱でゆっくり温めることで、おいもの内部からじわじわ蜜がにじみ出てきます。皮の外までとろっとあふれ出した蜜は、「蜜芋」という名に恥じない濃厚な甘さ。蜜芋にキーマカレーを合わせた「スパイモ 」や「蜜芋タルト」など、焼きいもを使ったメニューも必見です。
蜜芋処 えんむすび
所在地 岐阜県羽島市福寿町平方645-1 岐阜羽島駅構内
電話番号 058-260-4150
https://mitsuimodokoro-enmusubi.com/
◆「京都芋屋 芋と野菜」の鳴門はるか
衝撃的な甘さとねっとり感で話題をさらい、ほぼ無名の状態ながらも前回「さつまいも博」で準グランプリを受賞した京都発の焼きいも店。「鳴門はるか」は徳島県・鳴門のミネラル豊富な有機肥料の畑で育てた特別な「紅はるか」のことで、なかなか食べられない稀少なおいも。それを長期熟成させ、3時間かけて焼き上げた焼きいもは、パリッと薄い皮と、蜜たっぷりのねっとり濃厚なおいもの対比に胸も舌もときめいてしまいます。
京都芋屋 芋と野菜
所在地 京都府京都市中京区東側町511ー2
電話番号 075-463-7682
https://imotoyasai.com/
2023.03.15(水)
文=嶺月香里
撮影=榎本麻美