◆「焼き芋専門店 芋姫」のシルクスイート

 秋田県初の焼きいも専門店。パリッと香ばしく焼けた皮は昔ながらの焼きいものようでいて、中はしっとり、とろ甘。シルキーな舌触りに思わず笑顔がこぼれる「シルクスイート」は、秋田・鳥海山のふもとの農園「アキタサゴローファーム」が育てたもの。「2022野菜ソムリエサミット」で金賞を受賞したすごい「シルクスイート」なんです。焼きいもにすると、甘みが強いのに後味がさらっとしていて、最後まで食べ飽きずに1本ぺろりと完食できます。

焼き芋専門店 芋姫

所在地 秋田県秋田市土崎港中央1-16-39
電話番号 080-3333-8946
Instagram @imohime1230

◆「Omoimo 焼き芋ワゴン沖縄」のやきいも・沖夢紫

 全国はもちろん沖縄でも珍しい、紅いもをメインとした焼きいも専門店。紅いもはお菓子などに加工されることが多いのですが、実は焼きいもにしてもおいしいということを教えてくれました。久米島で育てた「沖夢紫(おきゆめむらさき)」は、紅いもの中でも糖度が高く、栽培に手間のかかる品種なので生産量が少なく、とても稀少。この焼きいも、何よりも果肉の鮮やかな紫色にぐっときます。食感はねっとり・しっとり系で、みずみずしいピュアな感じの甘さが楽しめます。

Omoimo 焼き芋ワゴン沖縄 なご宮里店

所在地 沖縄県名護市宮里1-28-8
電話番号 080-6491-1959
※ワゴン販売は沖縄各地で出店
https://www.omoimo.jp/

◆「よっしーのお芋屋さん。」の本場!種子島産山崎さんちの『安納こがね』【極】

 「絹蜜小町」に「金蜜芋」「シモン芋」など、聞いたことのないような珍しい焼きいもがずらりと並んでいて興味をそそられます。全国各地の農家さんに出向いて厳選したさつまいもは、入手困難な希少な品種も。それを富士山の溶岩を敷いたオーブンと壺で二度焼き。独自の製法で皮までおいしく焼けていて、品種本来の風味がしっかり立ち上ります。種子島のミネラル豊富な土壌で育てた「安納こがね」は、深みのある香りが印象的!

よっしーのお芋屋さん。

所在地 長野県駒ヶ根市赤穂14-1528
電話番号 070-6977-9877
https://yosshistore.thebase.in/

◆「café NETAIMO」のNETAIMOブリュレ

 千葉県佐原市で300年余り農業を続ける「芝山農園」が、「紅はるか」本来のおいしさを120%引き出すために、熟成に向くさつまいもを生産から手がけ、厳選し、低温熟成庫で100日間貯蔵。「NETAIMO(寝た芋)」は農家ならではのこだわりがぎゅっと詰まった焼きいもです。

 食べやすく一口サイズにカットしてカップに入れて提供。それにグラニュー糖をかけて炙ったのが「NETAIMOブリュレ」です。さつまいも自体の旨みが強く、カリっとしたカラメルの甘さ、ほろ苦さとメリハリのある味わい。パティシエが作ったスイーツのようなバランスのいい完成度!

café NETAIMO

所在地 千葉県香取市佐原イ499-1
https://netaimo.com/

2023.03.15(水)
文=嶺月香里
撮影=榎本麻美