CREA2026年冬号「贈りものバイブル」好評発売中! 50人の“贈りもの賢者”に、会話が弾む「語りたくなる」贈りものを教えてもらいました。「ねえ知ってる?」と、誰かに話したくなる、約600点が登場します。

 今回は、フードライター・エディターの小松めぐみさんに、年始のご挨拶にもぴったりの「目上の方への贈りもの」を伺いました。


「物」以上に、気持ちを一緒に届けたい

 目上の方に贈りものを選ぶ時は、いつも少し背筋が伸びます。相手の好みを想像しながら、失礼にならず、それでいて心が伝わるもの……。そう考えると、「確かさ」を選びたくなります。

 格式があり、誰もが知るお店の品は、やはり安心感があります。ただ、あまりにも定番すぎると印象に残りにくい。そんな時は、老舗が出す新作や季節限定の品がおすすめ。加えて、持ち運びやすく、年上の方にも負担にならない軽やかさがあると理想的です。パッケージも大切で、箱を開けた瞬間にきちんと選んだ気配が感じられるものを。そうした細部に、贈る人の心が表れると思います。

 お渡しする時は、「いつもお世話になっているので、どうぞお召し上がりください」と添えます。作り手にも敬意を払いたいので、「つまらないものですが」とは言わないようにしています。「話題のお店の新作です」とひと言添えるだけで、会話も広がるはず。贈りものとは「物」以上に、気持ちを一緒に届ける時間なのだと思っています。

◆とらや「御題羊羹『明け初め』」

 2026年の歌会始のお題「明」にちなんだ羊羹。赤紫、橙、黄、白で夜がゆるやかに明けてゆく様子を表現。

「“明るい年になりますように”の気持ちを添えて贈りたい一品です。お題『明』をきっかけに、会話も華やぎます」

とらや

賞味・消費期限 60日
https://www.toraya-group.co.jp/onlineshop
※通販可

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CREA 2026年冬号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

贈りものバイブル

CREA 2026年冬号

贈りものバイブル

定価980円