形が絶妙でどこにでも使える!

 では、使っていきましょう。

 バイタリフトは、EMSと温熱を使って、顔やボディをケアするアイテムです。

 EMSも温熱も、美顔器には欠かせない2大要素ですが、この2つを行いやすくさせているのが「かっさ」の形状でしょう。

 かっさとは、中国伝来の美容法。

 バイタリフトのHPによると、「かっさ美容とは約2500年前の中国を起源とする『かっさ板』をすべらせたり、引き上げたり、流れるように動かす美容法のこと」とあります。

 かっさ板を使う美容は、10年位前に一大ブームを巻き起こしましたよね。私も、高級石を利用して作られたという高いかっさ板をひとつ持っていて、家にしまってあります。たまに使っているのですが、形が各部位にフィットするので、たまに使う程度ながらも手放すことができません。

 そんな使いやすい形状がバイタリフトに取り入れられているのです。つまり、EMSと温熱をしっかりと好きな場所に届けられると言いますか、「ここに当たっていない」という不足感を感じさせないのです。

 そのため、顔の表情筋のいろんな場所にアプローチできて、満足度は高いです。

 ちなみに、私が一番使いたいのは、鼻横の頬のあたり。

 顔の中でも頬のあたりって自分で動かすのが難しく、顔ヨガを習ったときには頑張って動かしていたのですが、最近はとんと怠けていました。そこで、バイタリフトです。

 ジェルを塗った後、ゆっくりと引き上げるように動かすと、まずは温熱の温かさが気持ちよく頬に伝わってきて、適度な電気刺激が「運動している感」を教えてくれます。

 さらに、目周りなど細かい部分は、当てる場所を変更します。

 そう、バイタリフトの「使える部分」は一カ所ではないので、いろんな使い方ができます。

 ちなみに細かい部分のケアに使いやすい突出部分に、EMSの電極はありません。よって温熱ケアのみになるのですが、そもそも温熱だけでもじんわりと温かく、ずっと当てていたい感じなのです。

 なお、使い方に関しては、自由にケアすればいいのですが、私は使用スタート時にエステティシャンの友人と一緒にいたので、リフトアップに効果的な順番を教えてもらいながら使いました。

 具体的には、鎖骨から始めて、わきの下に流すように動かし、首に上下させたら、顔に移動。

 顔では、あごのラインを流して、その後気になるほうれい線周りを下から上に流しました。

 バイタリフトは、一カ所で止めずに、ゆっくりと流しながら使うのがコツ。

 目周りや唇、のど、心臓付近は必ず避けて、「上へ上へ」と引き上げていきます。

 メーカーオススメの使い方については、下記動画からチェックしてください。

●おすすめの使い方を動画で見る

 顔だけでなく、身体にも使え、お風呂でも使えます(2回目)。

 毎日使う必要もないので、気軽に手に取って、楽しみながら美を向上していきましょう。

にらさわあきこ

文筆家、美容研究家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年から美容活動を強化。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタ、雑誌ウェブなどで発信中。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)。『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。
インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』

Column

にらさわあきこの日々是実践美容道

 新人美容研究家のにらさわあきこが取り組む美容道。アラフォー超えて、本格的に真剣に取り組むことになった「美容体験」や「美容習慣」の考察記。

2022.12.25(日)
文・写真=にらさわあきこ