うちの子ベストショット③
「表情が好きで集めてるトイレ写真」
——亡くなったあとのことですか。
できるかどうかはわからないんですけど、宇宙葬をしたいなと思ってるんです。宇宙葬って何百組かで一緒にはなってしまうらしいんですけど、一瞬、流れ星として見えるんですって。宇宙に興味があるので、猫たちにも経験させてあげたくて。
亡くなったあとなら、僕が多少のエゴを出しても許してくれるんちゃうかなって思ってるんですけどね。
――そのことに関して、奥様はなんとおっしゃってるんですか?
宇宙葬に関しては無視されてます(笑)。
――(笑)。では最後に、鰻さんにとって、しっぽなくんとはっさくくんはどんな存在ですか?
ベタですけど、やっぱり家族じゃないですかね? あと、人間も動物なんやって改めて思い知らせてくれる存在というか。
人間って頭がいいからこそ、変なルールとか偏見や考えが邪魔してしまうところがあると思うんです。けど、猫って寝たい時に寝て、起きたい時に起きて、食べたい時に食べるじゃないですか。欲に正直ですよね。誰かと自分を比べることもないし、他人の視線を意識して行動もしない。同じ生き物として、勉強になることが多いんですよ。
――鰻さんにとって、猫と過ごす時間って本当に大切なんですね。
気持ちが重たくなった時、猫を見てるとリセットされるんです。いろんなことがふわーっと浄化されていくというか。僕にとって、あの時間はほんまにめちゃくちゃ大事ですね。
鰻和弘(うなぎ・かずひろ)
1983年8月31日生まれ。大阪府出身。2005年に橋本直とお笑いコンビ・銀シャリを結成。ABCお笑い新人グランプリ第28回新人賞、第29回優秀新人賞、「NHK上方漫才コンテスト」第39回優秀賞など。2016年には「M-1グランプリ」で優勝。絵を描くことをライフワークとし、乳首を絵に溶け込ませる「乳首アート」の個展も開催している。
YouTube:銀シャリチャンネル【公式】
Twitter:@ginsyariunagi
Instagram:@unaginigaoe
銀シャリ・鰻さんの「乳首アート」ギャラリー
絵を描くことをライフワークとしている鰻さん。毎日新聞大阪版のコラム「銀シャリのしゃシャリでてすみません」のイラストや、お子さんと猫の日常を綴った4コマ漫画「うなぎ家の稚魚」(ESSE)など、そのほんわかとしたイラストが評判です。
なかでも人気を集めているのが自らの乳首を絵に溶け込ませる「乳首アート」。今年2月には約100点の作品を集めた写真展を渋谷パルコで開催しました。
CREA WEBのために描いてきてくださったというはっさくくんの乳首アートをご紹介します!
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Column
お笑い芸人の“うちの子”紹介
今をときめくお笑い芸人たちが愛すべきペットとの生活を語ります。飼い始めたきっかけやその子のチャームポイント、可愛い! と思う瞬間や彼らとの暮らしのなかで気づいたことなど、たっぷり語ってもらいました。しゃべれども、しゃべれども、ペットへの愛は尽きないようです。
2021.09.28(火)
文=高本亜紀
撮影=山元茂樹
写真=鰻和弘