マヂカルラブリー野田さんが語る“天使”ことはむはむへの愛
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お笑い芸人さんに一緒に暮らすペットを紹介してもらう連載「お笑い芸人の“うちの子”紹介」。
第3回に登場いただくのは、『R-1ぐらんぷり2020』と『M-1グランプリ2020』でチャンピオンとなったマヂカルラブリー・野田クリスタルさん。昨年の7月からキンクマハムスターのはむはむと暮らしています。
ペットショップで一目惚れしたという野田さん。最初はよこしまな気持ちでペットへ興味を持ったそうですが、はむはむとの出会いでその気持ちは一変。
ペットカメラで随時チェックし、食事や体調の管理を徹底するなど、小さな小さな命と真剣に向き合っています。
「見た瞬間に、飼うなら大事に育てたいっていう気持ちが芽生えた」
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――はむはむと暮らし始めたきっかけを教えてください。
元々、動物が好きで、ずっと飼ってみたかったんです。特に犬と猫が好きで、仕事があんまりなかった頃は井の頭自然文化園の年間パスを持ってるんで、しょっちゅう行って、ふれあいコーナーで子供や家族連れがたくさんいる中、マッチョ1人でモルモットを抱いたりしていました(笑)。
『R-1ぐらんぷり』で優勝して収入も増えたこともあって何か飼おうと思った時、犬や猫はハードルが高かったし、テレビに出るために話題性のある動物を飼おうみたいなよこしまな気持ちもあったんで、爬虫類とかハリネズミのいるペットショップへ見に行ったんです。
そこでハムスターを見た瞬間に、一目惚れしてしまったというか。冗談じゃ飼えない。マジじゃん! 飼うなら大事に育てたいっていう気持ちが芽生えたんです。
うちの子ベストショット①
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――その場でハムスターを飼うことを決めたんですか。
即決でしたね。最初は2~3匹飼おうかなと思ったんですけど、キンクマっていう種類は多頭飼いがよろしくないらしくて。で、1匹選ぼうと思って見ていたら……いたんです、うちの子が。
――何がそんなに惹きつけられたんですか?
なんなんだろう? 端っこに、じっとしていたからなのかなぁ。マジでちっちゃくてかわいくて……震えてたんです。
何かを訴えられているような気もして、この子にしようと決めて。一般的なケージと店員さんに薦められた餌を買って帰りました。
最初はかわいいっていう気持ちから始まったんですけど、日が経つにつれて段々、大切だなって思うようになって、色々と調べるようにもなったんです。
で、調べれば調べるほど、こいつってすぐ死ぬんだなっていうのがわかってくるわけですよ。
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2021.03.26(金)
文=高本亜紀
撮影=佐藤 亘
写真=野田クリスタル