おまめへの愛が止まらないアキナ・山名さんの犬との暮らしとは?
記念すべき「お笑い芸人の“うちの子”紹介」連載の第1回に登場いただくのは、関西を中心に活躍しているお笑いコンビ・アキナの山名文和さん。
2020年6月より、保護施設から譲り受けた豆柴のおまめちゃんと暮らしています。おまめちゃんとの日々を掲載したインスタグラムも人気。
インタビュー中は、常に目尻が下がりっぱなし。スマートフォンのカメラスクロールを見ながら、幸せそうに頬を緩める愛情いっぱいの山名さんに、おまめちゃんとの出会いや犬との暮らしについてたっぷりと伺いました。
「海外ドラマ『This Is Us』で保護犬を引き取りに行くシーンを見たのがきっかけ」
――おまめちゃんと暮らすようになったいきさつを教えてください。
子供の頃からずーっと犬を飼ってみたかったんです。
今の仕事の感じやと無理やろうなと思いながら、何年か前に一度、閉店間際のペットショップへ行ったことがあるんですよ。そのとき、すぐにお金の話をされたのが、ちょっと嫌やったというか、命預かるのになぁと思ってしまって。
で、そこからまた時間が経って、昨年の自粛期間中に観た海外ドラマ『This Is Us』で保護犬を引き取りに行くシーンがあって、あぁ、これやなと思ったのがきっかけでしたね。
――保護施設はいろいろと調べられたんですか?
検索したら、そういう施設がめちゃ出て、まずは1カ所に登録してみようと思ったんですけど、住所や職業、電話番号まで何から何まで打ち込まなダメですやん? かなり大変やったので、そこで決めようと。
前から柴犬を飼ってみたかったんですけど、住んでたマンションが小型犬じゃないとダメやったんで、豆柴を飼うということは決めて。で、希望を伝えたらたまたま1匹いて、それがおまめやったんです。
おまめは5年くらい、女性の方に飼われていたらしいんですけど、飼えない状態になって施設に3年おったらしいです。あとで聞くと、3年も施設におったら(貰い手が)見つかりにくいんですって。
うちの子ベストショット①
――貰い手って、若いほうが決まりやすいと聞きますよね。
おまめと出会う前は、僕も犬を飼うなら赤ちゃんから育てたいって勝手に思っていました。
でも、保護犬を預かる時点で赤ちゃんから育てることは諦めながら、豆柴を飼うということだけは譲らず貫こうと思ってたんです。
ただ、おまめはいろんな病気を持っていたので、保護施設の方に最初「初めて犬を飼うなら大変やと思います。おすすめできないです」って言われました。「家を空けるのは何時間くらいですか?」とか、いろんなことも聞かれて難色を示されたんですけど、住んでるマンションにたまたまドッグランが付いてたんですよ。
それを施設の方に伝えたら、目の色が変わって。実際に見に来てくれはって、この環境ならば大丈夫だということで、昨年6月9日に当時8歳のおまめを譲り受けました。
2021.01.21(木)
文=高本亜紀
撮影=佐藤 亘
写真=山名文和