地元で人気のチキンライス・チェーン

 さて、チキンライス天国のマレーシアには、フランチャイズ展開のチェーン店もあります。ショッピングモールや空港に店を構えているのが「ザ・チキンライスショップ」。清潔な店内にはファミリーや若いカップルの姿。子ども連れの方にもおすすめの店です。

ファストフード店のような入りやすさ。ショッピングモール内の店は、たいてい夜10時まで営業している。国際空港KLIA2にも入っているので、帰国前のかけこみごはんにも。
前菜、もやし、チキンライスがセットになった「ハイナニーズ・チキンライスミール」。チキンは、スチーム、ロースト、カレー味などから選べる。

 もうひとつ、注目したいチェーン店がこちら。

 マレーシアの企業でないにもかかわらず、マレーシア人が愛してやまないチキン専門店が「ナンドス(Nando's)」。マレーシア全土で75店舗以上を展開する勢いで、こちらもショッピングモールにはほぼかならずあります。

 もともとは南アフリカで創業。その後、英国に渡り、そこからマレーシアに進出してきたようです。人気の理由は、チキンにたっぷり塗られたナンドス特製のペリペリソース。ペリペリとは、スワヒリ語(アフリカ東海岸で使用されている言語)で唐辛子の意味で、かなりの激辛! でも、辛さのなかにマヨネーズのようなまろやかさ、タバスコのような酸味があり、これがハマってしまうのです。

「1/4チキンと2種のサイドメニューセット」。ペリペリソースは5段階の辛さがある。サイドメニューは、コールスローやフライドポテトから選ぶ。(写真提供:吉田さん)

 ちなみに、ペリペリソースはマレーシアのスーパーでも購入できるので、気に入ったらぜひお土産に。

 あれもこれも、食べたいものがいっぱいのマレーシア。マレーシアへの旅は1回ではおわりません。次もまた、マレーシアへ。おいしいごはんが待っています!

マレーシアはチキンライス天国。町中いたるところで食べることができ、フランチャイズ展開のチェーン店まであります。ショッピングモールのなかや空港に店を構えている人気のチェーンが「ザ・チキンライスショップ」。清潔な店内にはファミリーや若いカップルの姿。子ども連れで気軽に楽しめる店です。

日本で「チキンライス」を食べるならココ。日本でもチキンライスは食べられます。

ケニーアジア(大阪市中央区千日前)
http://kennyasia.com/

ちりばり(東京都品川区西五反田)
https://chilibali.com/

ペナンレストラン(東京都港区芝)
https://www.facebook.com/PenangRestaurant

馬来風光美食(東京都杉並区天沼)
http://malayhu-ko.com/

マレーアジアンクイジーン(東京都渋谷区渋谷、神奈川県中区山下町)
http://www.malayasiancuisine.com/

マレーカンポン(東京都中央区八丁堀)
http://www.malaykampung.com/

マレーチャン サトゥ(東京都豊島区西池袋)
http://www.malaychan-satu.jp/

マレーチャン ドゥア(東京都豊島区東池袋)
http://www.malaychan-dua.jp/

ラサマレーシア(東京都中央区銀座)
http://r.gnavi.co.jp/g275501/

マレーシアごはんの会 古川 音(ふるかわ おと)
「マレーシアごはんの会」にて、マレーシア料理店とコラボしたイベント、マレーシア人シェフに習う料理教室を企画・開催。クアラルンプールに4年滞在した経験をもち、『ニッポンの評判』(新潮新書)のマレーシア編を執筆。マレーシアごはんの会の活動のほか、情報サイト「All About」でのマレーシアライター、食文化講演も担当している。
オフィシャルサイト http://www.malaysiafoodnet.com/

Column

マレーシアごはん偏愛主義!

現地で食べたごはんのおいしさに胸をうたれ、風土と歴史が育んだ食文化のとりことなった女性ふたりによる熱烈レポート。食べた人みんなを笑顔にする、マレーシアごはんのめくるめく世界をたっぷりご堪能ください。

2017.02.15(水)
文=古川 音
撮影=古川 音、三浦菜穂子