漫画界のトップランナー浦沢直樹、初の大型個展
紛うことなき漫画界のトップランナーといえば浦沢直樹。『YAWARA!』『MASTERキートン』『20世紀少年』など膨大な作品群は、どれも代表作と呼べるほどの充実ぶり。漫画の二大要素たるビジュアルとストーリーの双方で圧倒的な技量を誇るゆえだ。
初の大型個展となる今回は、構想メモやスケッチ、ペン入れ前の「ネーム」、生原稿、少年時代の漫画ノートまで、創作の内側に迫るものを惜しみなく見せてくれる。
『浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる』
会場 世田谷文学館(東京・芦花公園)
会期 2016年1月16日(土)~3月31日(木)
料金 一般800円(税込)ほか
電話番号 03-5374-9111
URL http://www.setabun.or.jp/
山内宏泰(やまうち ひろやす)
ライター。美術、写真、文芸その他について執筆。著書に『写真のフクシュウ 荒木経惟の言葉』(パイインターナショナル)、『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』(星海社新書)など。「写真を読む夜」「provoke project」など写真に関するイベントも定期的に開催。
Column
山内宏泰のこの1枚に会いたい!
美術、写真、文芸その他について執筆するライター、山内宏泰さんがナビゲート。いま見逃せない美術展をテーマに沿ってご紹介する、アートの“ななめ歩き”の提案です。
2016.02.18(木)
文=山内宏泰