屋台で楽しむ! うま辛マレー系ミーゴレン

サンバルソースを使っているため、茶色味が強く仕上がった、マレー系のミーゴレン。添えられたライムを搾って酸味を加えて食べるのはインド系と同じ。(写真提供:かおりさん)

 ママッほどはメジャーではありませんが、マレー系のお店でもミーゴレンをいただくことができます。インド系のミーゴレンに比べると具がシンプルなことが多く、卵は使っていない場合も。サンバルソースとチリソースを混ぜ合わせたお店秘伝の辛いソースで味付けがされ、具はもやしやキャベツなどの野菜、時にはちょっと豪華に鶏肉が入ることもあります。インド系のミーゴレンほど辛くないので、辛いのが苦手! という方には食べやすいミーゴレンかもしれません。

大きなお鍋で麺と具を辛いサンバルソース、チリソースで豪快に炒める男性(右側)。朝や夜に町のあちこちで開かれるパサール(市場)では、持ち帰り用のミーゴレン屋台が出る。(写真提供:かおりさん)
パサールで購入したミーゴレン。持ち帰りでもちゃんとライムは添えられているので、ぎゅーっと搾っていただこう。冷めてもスパイシーな風味はそのままで美味しい。

 マレー系のミーゴレンは、もちろんレストランやカフェなどでもいただくことができる手軽なマレーシアごはんですが、美味しさを追求するのであれば屋台で作っているミーゴレンをオススメします。屋台では一度にたくさんの量を大きなお鍋で豪快に炒めるため、味がしみ渡りとても美味しいです。

 また、屋台でミーゴレンを作り続けてウン十年、といったミーゴレン職人とも言えるシェフが腕を振るうことも多く、実は隠れた名店がたくさん!

2015.07.23(木)
文=三浦菜穂子
写真=三浦菜穂子、古川 音