ヴォーカル・渡辺が俳優活動の影響は?

――07年の結成当時は高校生でしたが、その頃からプロ志向があったのですか?

 渡辺をヴォーカルにしたのも面白い奴だからという理由でしたし、バンドを組んだときは遊び感覚が強かったですね。でも、どんどん本気になって、数か月後にはプロを目指したいというか、「もっとみんなに見てもらいたい」と思うようになりました。

――翌08年には地元・神戸のライヴハウスの推薦で音楽番組 「音燃え!」に出演されますが、そのときの心境は?

 最初は番組に出演するということがどういうことかよく分かっていなかったですし、関東のみでの放送だったこともあって、放送後もピンと来ていなかったんですよ。でも、関東ではめっちゃ話題になっていたみたいで、ホームページへのアクセスがスゴいことになったんです。それに地元でライヴをやってもお客さんが3人ぐらいなのに、関東でライヴをすると、めちゃめちゃお客さんがいて……(笑)。そんなギャップが面白かったですね。

――その後、渡辺さんが映画『色即ぜねれいしょん』の主演オーディションに合格され、一気に注目を浴びますが、その状況を岡本さんらメンバーはどのようにご覧になっていましたか? じつは岡本さんも俳優志望だったとか?

 僕らメンバーは意外と冷静で、オーディションも「受かったら面白いな」と思っていましたね。そのときは、まさか数年後に、自分も出る側になるなんて思ってもいませんでしたよ。今回は入江(悠)監督がドラマー役のミュージシャンを探されていて、面白そうだと思い、オーディションを受けさせてもらいました。渡辺からの影響みたいなものはないですね(笑)。

<次のページ> 俳優デビューのほか、料理コラムでも活躍中

2014.11.21(金)
文=くれい響
撮影=中井菜央