料理を「作らない・作れない」ことに罪悪感を持っている人に贈る、フードライター・白央篤司さんの金言&レシピ。
どんなものであれ、作ろうと思ったそのこと自体が尊い。今晩はひと品、作ってみませんか?
長芋をプラスするだけ! 脱マンネリ・アヒージョ
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アヒージョって料理は本当に浸透しましたね、日本各地を旅してよくそう思うんです。全国の居酒屋さん、それも特に洋風でもないお店でメニューに見かけること、よくある。作りやすいのと、食材をわりと選ばず作れるのがいいんでしょうね。
さてそんなアヒージョの代表格、えびのアヒージョに私は「長芋」を入れるの好きなんです。ほっくり仕上がって、食べごたえも増して、いいもんですよ。簡単なのでぜひお試しください。

■材料(2~3人分)
・むきえび:12匹(120g程度)
・長芋:170g
・にんにく:1/2かけ
・油:150ml(大さじ10)
・塩:多めのひとつまみ
・(用意できるならしてほしい)イタリアンパセリ:少々
■下ごしらえ
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長芋はピーラーで皮をむいて、まずタテ半分に切ってください。それぞれ、1センチよりちょい大きめに切っていきましょう。あまり小さくしないほうがシャキシャキ感を楽しめます。写真で1.2~1.5センチ幅ぐらい。
きれいに切り揃えようとしなくてOK。長芋は煮くずれにくいし、大きさのランダムさは食感も豊かになりますから。
にんにくは皮を除いて、包丁などで軽くつぶしておいてください。
2024.02.17(土)
文・撮影=白央篤司