祝! ハロー!プロジェクトのサブスク全面解禁。『LOVEマシーン』をはじめとする名曲の数々はもちろん、この機会に今のハロプロの音楽にも触れてみたい。でも、どこから聴けばいいの?――そんな方のために、無類のハロプロヲタクとして知られるでか美ちゃんに、今こそ聴いてほしい楽曲を選んでもらいました。ライブに行きたくなる、そして思わずカラオケで歌いたくなる。ハロプロの現在地を体感できるプレイリストです。


好きだった先輩の一言が、ハロプロの扉を開いた

――でか美ちゃんさんがハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)を好きになったきっかけを教えてください。

 小学生の頃に、モーニング娘。の大ブームがあって、クラスの女の子全員がモー娘。になりたいという時期がありました。同世代の方にはわかっていただけると思うんですが、すごかったですよね。でも中学生くらいになると浜崎あゆみさんとか、倖田來未さんに憧れる流れがきて。当時はブームの一部として好きという感覚で、いわゆるヲタクではなかったんです。

 高校生のときに、好きだった先輩がいて、一緒にカラオケにいったんですね。そこで「ちょっと話があるんだけどいい?」って言われて。こんなの、絶対告白される! って思うじゃないですか。そしたら「俺、Berryz工房が大好きなんだ。歌ってもいい?」って言われたんですよ。当時は男子がアイドル好きを公言しづらい雰囲気があったんですよね。勇気を出して打ち明けてくれたのが嬉しくて、家に帰ってBerryz工房を調べてみたら、びっくりするくらい“ももち”こと嗣永桃子さんがかわいくって。まさに雷に打たれたように、心を奪われました。漫画みたいに目がハートになったんです。正直、その先輩よりももちに夢中になってしまって。そこからどんどんハロプロの魅力に引き込まれていきました。

――ハロプロは、メンバーの加入や卒業を繰り返すグループが多いですよね。好きで推していた子がいなくなってしまってもずっと好きでいられる強さはどこにあるのでしょうか?

 文化が継承されていくのを感じられるから、ですかね。モーニング娘。の初期メンバーである中澤裕子さんが卒業したのはもう25年も前ですし、加護さんも辻さんも、ずいぶん前にご卒業されています。でも今のモーニング娘。にもそこはかとなくエッセンスを感じるというか。グループというより、一つの大きな文化として続いているのは、ずっと好きでいられる理由として大きいと思います。

 それと、つんくさんの歌詞のスケールの大きさも魅力です。恋愛をテーマにした曲ももちろんありますが、地球や人間そのものにまで視点を広げた楽曲が多いんです。すごくマクロなことを歌っているのに、不思議にミクロまで届く。人類全体に向けて歌っているからこそ、どんな人にも自分の歌として響くというか。この感覚も、ハロプロならではだと思います。

――今回のサブスク全面解禁は、昔から応援しているファンにとっても大きな出来事でしたか?

 私としては「待望の!」という気持ちが大きいです。もちろんいろいろな意見はあると思うのですが、ハロプロがフェスに出演したときなど、ファンではない方も引き込めるチャンスが何度もあったのに、サブスクがないことで、その機会を逃してきたのをずっと悔しい思いをして見てきました。だからこそ、手軽に聞けるようになったのは本当に嬉しいです。夢って、追い続けたり、口に出したりすると叶うんですね! 絶対諦めない心を今回のサブスク解禁から学びました。

 レコード会社やCDショップの方々、ヲタクたちはサブスクが解禁されてもちゃんとCDを買うので、そこは信じてください!

――今回は、ハロプロのサブスク全面解禁記念に15曲も選んでくださいました。

 ライブに行きたくなる、というテーマで選びました。5曲程度というご依頼をうけていたのに、選びきれなくて3倍の15曲に。現在活動しているグループはもちろん、卒業後も音楽活動を続けている方々の楽曲も含めて、ライブでこそ魅力がより伝わる曲を中心にプレイリストを作っています。私にとって何より嬉しいのは、新しくファンになった方が実際にライブに足を運んでくれることなんです。サブスク解禁をきっかけに好きになって、そこから現場に来るきっかけを作れたら嬉しいです。

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