挨拶代わりの手みやげから、大切な人へ思いを伝える名品まで、贈り物賢者たちが選ぶ650点以上のギフトを紹介する「CREA」2024年冬号の「贈りものバイブル」特集。その一部を抜粋し、掲載します。
CREA 2024年冬号
贈りものバイブル
特別定価980円
2023年もたくさんのパティスリーが誕生しました。最新の技術とセンス、そして伝統を融合させたパティシエたちの自由な発想が花開いたかのよう。百花繚乱のスイーツ界から、話題のケーキたちをご紹介。
今すぐ行きたい! 新店パティスリー
できたばかりの話題のパティスリーは身を置くだけで心が躍る、別世界のような空間ばかりです。シェフとも会えたら嬉しい!
活気と自由をようやく取り戻した街に、2023年も多くのパティスリーが誕生しました。「おいしいお菓子を届けたい」という思いは同じでも、その表現はさまざま。多様性が花開く今を、そのまま映し出すかのようです。
「パティスリー キョウヘイ ミカミ」で目を引くのは、デザートのように華やかで独創的なお菓子。「伝統を大切にしつつ、型にとらわれず、酵母や和素材も取り入れて、新しいものを創造したい」と、グランドシェフの三上恭平さんは語ります。
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また、「ルノートル」は、フランスの美味の神髄を伝えるパリのメゾン。伝統の味と手仕事を守り継ぐにとどまらず、その熟練した職人技で常に革新し、時代をリードしています。そこには、揺るぎのない確かなおいしさが。
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「ペイサージュ」のシェフ、江藤英樹さんが追求するのは、「日常に笑顔と幸せを届ける、至高のお菓子」です。レストランで培った技術と感性で、時に華麗に、時にナチュラルに、繊細な味わいを紡ぎ出していきます。
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「Back to New Basic」を志すのは、「シンク」。シンプルな焼き菓子にも、「ベーシックやクラシックに現代的エッセンスを加え、新たな価値に繋がる提案をしたい」と、シェフ・パティシエの仲村和浩さんは語ります。
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そして、「プレファレンス」のシェフ、池田龍一さんは、流行に流されず、ベーシックに自分らしい工夫とアイデアを取り入れて、広く愛され、時代に合うおいしさを表現。
お店やシェフを知っていたらなおさらのこと、そうでなくても「わ!」と心華やぐギフトが見つかりそうです。
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2024.02.25(日)
文=瀬戸理恵子
写真=合田昌弘