四季折々の味も登場する本場味のジェラート

 次に、ジェラートをご紹介します。

 ジェラートは、12種類。ミルク、ピスタチオ、レモン、チョコレート、ゴルゴンゾーラ、イタリア蜂蜜の他、クキ茶やオリーブオイルなどの珍しいもの、季節限定のマロンや洋梨も。どれも古賀さんがイタリアで学んだ本場の味。

 イートインで、ジェラート2種類を選んでみました。

 カボチャとピスタチオの場合、プラス60円。メレンゲとクッキー付きがうれしい。まろやかなカボチャ、コク深いピスタチオ。特にピスタチオはイタリアで食べた味そのままです。メレンゲとクッキーで口直しをしつつ、ペロリ。

 イートインの人気メニューが、「クキ茶とオリーブオイルのジェラートパフェ」。宮崎産茎茶のジェラートとクッキー、オリーブオイルのジェラートという、他にない大人のパフェ。

 他にも、有機栽培の八女ミカン、熊本産メロン、新潟産洋梨など、こだわり素材のイートインメニューが登場します。

まるでイタリア版の駄菓子屋さん

 まだまだ日本では馴染みのないイタリア菓子。カウンターにずらりと並んだ中から自分好みのものを見つけ出したいもの。

 「クリスマスには、ロベルトの両親が暮す街独特の、ローリエにキャラメリゼしたナッツを乗せたお菓子を作ろうかと思っています」と古賀さんはにっこり。

 イタリアのマンマが家族のために作るようなイタリア菓子。食べればほっこり、心温まります。わざわざ遠くからでも通いたいお店です。

パスティッチェリア ジェラテリア ビアンカ

所在地 兵庫県尼崎市武庫之荘東1-16-1-108
電話番号 06-6439-7948
Instagram @p.g.bianca
Facebook @BiancaJapan

Column

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生まれも育ちも神戸の生粋の神戸っ子で、長年の関西での取材経験からおいしいお店を知り尽くしている、ライターのそおだよおこさんが、関西の「今、食べてほしい!」というおやつを紹介します。

2023.11.12(日)
文・撮影=そおだよおこ