マレーシア発の人気の月餅が日本にお目見え!
今年も大好きな季節がやってきました! 中秋節を祝う月餅シーズンです。
一年でいちばん月が美しい時期という言い伝えから、中国や日本、そして華人系が約3割を占めるマレーシアにおいて、月を愛でる風習のある秋の風物詩、中秋節。この時期、マレーシアでは、月に見立てたムーンケーキ(月餅)を親戚やお世話になっている人に贈る習わしがあります。
そのため、バラエティ豊かなフレーバーのムーンケーキが町中で販売され、とてもにぎやかです。
今年はなんと! マレーシア発の人気のムーンケーキが日本にお目見え。
本場中国にはおそらく存在していない、果物天国のマレーシアらしい味、それはドリアン月餅です。
ぷわんと立ち上る独特の香りは、おぉ、まごうことなきドリアン。皮と一緒にかめば、濃厚なドリアンの甘みが口いっぱいに広がり、不思議と香りが気にならなくなります。皮のもちっとした弾力とクリーミーなドリアンの食感も相性バッチリで、いやぁこれは驚きのおいしさです!
このドリアン月餅を手がけているのは、マレーシア産の冷凍ドリアンを日本で販売している「スマートトレンド K.U.S.A.I」。じつはドリアンにはいくつもの品種があり、取締役のヌガイさんによると「皮の味に合わせて、上品な甘さの“D24”を合わせました」とのこと。
さらに、このドリアン月餅は、冷たくして食べるタイプなので、ドリアンの独特の香りはひかえめで、食べやすいのもポイントです。
そして、ドリアン月餅とともに新登場なのが、緑豆餡入りの月餅。
月が美しいこの時期、家族や親しい友と集い、食をともにすると、お互いの絆がより深まるといわれています。今年はドリアン味の月餅を楽しんでみてはいかが。
スマートトレンド K.U.S.A.I
Column
マレーシアごはん偏愛主義!
現地で食べたごはんのおいしさに胸をうたれ、風土と歴史が育んだ食文化のとりことなった女性ふたりによる熱烈レポート。食べた人みんなを笑顔にする、マレーシアごはんのめくるめく世界をたっぷりご堪能ください。
2020.10.04(日)
文・撮影=古川 音(マレーシアごはんの会)