●メガネの愛されキャラになった新作
――本作では、どんな新しい醍醐さんが見られると思いますか?
初めての熊本弁はちょっと大変でしたが、松居大悟監督の独特な世界観を、全身で楽しみながら表現した結果、こんなに素敵な作品が出来上がったんだと思います。
昔から運動好きで活発な自分と、岡本はかなり違うキャラで、ふり幅のある役だと思いますし、メガネの愛されキャラになったと思うので、今までの作品との違いも観てほしいですね。
――今後の展望や将来の目標などについて教えてください。
第一線で活躍する方たちとたくさんお芝居することです。お芝居だけでなく、人間性など、秀でた素敵な部分があると思うので、いろいろ学んでいきたいんです。
いずれは海外も視野に入れたいですが、まずは日本で頑張りたいです。
――醍醐さんにとって、武器や強みといえるものを、あえて挙げるならば?
マンガやアニメの知識に関しては、かなりオタクなんです。仕事とか関係なく、純粋に好きなので、常にこんな作品が実写化されたらいいなぁとか考えています。
だから、今後マンガやアニメを語る機会を与えていただけたら嬉しいですね。今のお気に入りは、「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」や「五等分の花嫁」。
グッズもかなり持っていますが、女の子はちゃんと3次元の子がタイプですよ(笑)。
醍醐虎汰朗(だいご・こたろう)
2000年9月1日生まれ。東京都出身。'17年に舞台『弱虫ペダル』のオーディションで主演に抜擢。'19年には、新海 誠監督『天気の子』で主人公・森嶋帆高の声を担当し、「第14回声優アワード」では、新人男優賞を受賞した。また、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』でも主演を務める。
『#ハンド全力』
震災で離ればなれの親友・タイチ(甲斐翔真)とハンドボールをする写真をSNSにアップし、注目の的となった熊本在住の高校生・マサオ(加藤清史郎)。舞い上がったマサオと幼馴染の岡本(醍醐虎汰朗)は投稿を続けながら、つい廃部寸前の男子ハンドボール部に入部することに……。
【近日公開】
http://handzenryoku.com/
©2020『#ハンド全力』製作委員会
Column
厳選「いい男」大図鑑
映画や舞台、ドラマ、CMなどで活躍する「いい男」たちに、映画評論家のくれい響さんが直撃インタビュー。デビューのきっかけから、最新作についてのエピソードまで、ぐっと迫ります。
2020.04.24(金)
文=くれい響
撮影=末永裕樹