大ヒット映画『天気の子』で主人公の声を担当し、一躍注目を浴びた醍醐虎汰朗(だいご・こたろう)。

  舞台『弱虫ペダル』『ハイキュー‼』など、2.5次元ステージでも主演を務める彼の快進撃に迫ります。

●自身で事務所オーディションに応募

――中学までサッカーをやられていたそうですが、始めるきっかけは?

 幼稚園の年長さんのとき、両親が何か運動をさせたかったらしく、僕がサッカーを選んだんです。

 当時、憧れの選手などがいたわけでもなく、親友と一緒に地元のクラブチームに入りました。それ以降、僕の将来の夢はサッカー選手になりました。

――その後、役者を志すことになるきっかけは?

 9年間サッカーをやって、高校の推薦ももらえるレベルになったのですが、中3の夏の部活引退後に、いろいろと考える時間があったんです。

 サッカー選手としては、上には上がいるということに気付きましたし、本当に自分でやりたいことを考え、漠然と役者になりたいと思うようになりました。

――それで自ら、今の事務所(エーライツ)のオーディションに応募されたんですね?

  『海猿』シリーズが好きだったので、オーディション雑誌を頼りに、主演の伊藤英明さんが所属している事務所に書類を送りました。

2020.04.24(金)
文=くれい響
撮影=末永裕樹