ヴォーカル&
ダンスユニットへの想い

――ちなみに、俳優としてはいかがですか? 目指す先輩などは?

 今のところは「TRINITY」としての活動が軌道に乗って、いい脚本と巡り合ったときまで、俳優業に戻る予定はありません。ほかの人から影響を受けることはありますが、それをマネしたいとは思いません。

 自分らしく、自分をヴァージョン・アップさせていきたいと思っています。

ティーラドン・スパパンピンヨー

1997年4月27日生まれ。タイ・バンコク出身。CMモデルとして活躍後、「Hormones」(2014年)などのドラマに出演。2015年に配信された出演ドラマ「STAY Saga~わたしが恋した佐賀~」では、佐賀ブームを巻き起こした。2017年、映画デビュー作となった『バッド・ジーニアス/危険な天才たち』では、第27回スパンナホン賞で助演男優賞にノミネート。2019年、4人組ヴォーカル&ダンスユニット「TRINITY」として活動開始。

『ホームステイ ボクと僕の100日間』

謎の声に「当選しました」と告げられ、自殺した高校生ミンの肉体に“ホームステイ”することになった、死んだはずの“ボク”の魂。ミンの自殺原因を100日以内に突き止めなければ、魂が永遠に消えてしまうなか、人生を再スタートさせた“ボク”(ティーラドン・スパパンピンヨー)は、見知らぬ家族や同級生に囲まれ、新たな学校生活を送る。
2019年10月5日(土)より、東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
http://homestay-movie.com/
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くれい響 (くれい ひびき)

1971年東京都出身。映画評論家。幼少時代から映画館に通い、大学在学中にクイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作を経て、「映画秘宝」(洋泉社)編集部員からフリーに。映画誌・情報誌のほか、劇場プログラムなどにも寄稿。

Column

厳選「いい男」大図鑑

 映画や舞台、ドラマ、CMなどで活躍する「いい男」たちに、映画評論家のくれい響さんが直撃インタビュー。デビューのきっかけから、最新作についてのエピソードまで、ぐっと迫ります。

2019.10.04(金)
文=くれい響
撮影=深野未来