口あたりなめらかな広東粥
消化のよさも抜群
広東粥は、生米からご飯の粒が見えなくなるまでコトコト数時間。とろとろの食感になるまで弱火でじっくり煮込みます。鶏スープや調味料を加え、お粥自体にしっかり味がついているのが特徴です。
広東粥は、お店によって色んな具が選べます。私が好きなのは、豚だんご、ピータン、ピーナッツ。干し牡蠣とピーナッツ、塩卵と鶏だんご、というように2~3種の具をミックスするのもおいしいです。骨付きのカエル、殻付きの大海老、豚の腸のカリカリ揚げ、魚の刺身などの個性的な具もあります。
ちなみに、マレーシア人は朝か夜に広東粥を食べます。昼にもいいのですが、30度を超える猛暑のなかでグツグツに煮こまれたお粥を食べるのは、一種のガマン大会に近い過酷さ。昼に食べるときは、屋台ではなく屋内のレストランをおすすめします。
2017.03.24(金)
文・撮影=古川 音(マレーシアごはんの会)