スリランカ行き、じつは香港経由がおすすめ

キャセイパシフィック航空のビジネスラウンジの「ザ・ピア」は広さ十分な上、各席の距離感がとてもゆったりしているので、人が多くても、とても落ち着く。入り口入ってすぐ右に、イリーのコーヒースタンドあり。

 旅の目的地にはできるなら早く着きたい。だから直行便がいちばんなのだが、残念ながら日本~スリランカの直行便は、週4日。日程が限定される。フライト時間もさることながら、日程が自由に組めることも重要なポイントだ。

 なので、おすすめなのがキャセイパシフィック航空の香港経由のスリランカ行き。これだと羽田・成田以外からも大阪・名古屋発便が飛んでいるし、ほか札幌・福岡・沖縄発と日本各地から毎日香港に飛ぶことができる。

ウエスタンスタイルの食事コーナーがいちばん手前で、奥に行くと大人気のザ・ヌードル・バー。やはり担担麺に点心プラスで、チンタオビールも飲んでしまいましょう。点心は、ビュッフェにも違う種類がならんでいる。

 香港~スリランカの国際空港のあるコロンボ間も、もちろん毎日運航しているので自由度は高い。気になる乗り継ぎ時間の過ごし方だが、これをふくめて旅として楽しむとグンと視野が広がるのではないかと思う。

 実際、香港国際空港はハブ空港として頑張っているので、無料Wi-Fiが使えるし、充電ポイントも多い。第2ターミナルまで行けば、映画館や博物館、アウトレットもある。乗り継ぎ時間の長さによって選べる市内観光などもあるので、スリランカ+香港でチョイ楽しみと考えれば、アリだと思える。

 もちろんビジネスクラス搭乗で、ラウンジを楽しみ尽くすのも素敵。キャセイパシフィック航空のラウンジは、世界で1、2を競う評判のラウンジなので、その価値は大いにあるといえる。

ラウンジの新しい顔がティー・ハウス。ティーソムリエが相談に乗ってくれて、おいしいお茶を入れてくれる。シーズンによって、お茶の種類が変わるが、今回はジャスミンティーのシーズナルフラッシュがあった。

 とくに2016年6月にリニューアルオープンしたラウンジの「ザ・ピア」ビジネスクラス・ラウンジは、広さだけでなく、ファシリティも充実していてとても快適。ゲート64の近くにあるが、出発ゲートから離れていても、乗り継ぎ時間に余裕があるなら出かけて行く価値大だ。入り口でその旨伝えれば、「ザ・ピア」と出発ゲートそばのラウンジと両方使えるので、ぜひ利用してみよう。

蓮のお菓子に合わせるなら、旬のジャスミンティーとのこと。お茶うけ、お茶ともにやさしい味で、旅の疲れを癒してくれる。

 もうひとつのお得情報がキャセイホリデージャパンの「ダイナミックパッケージ」だ。日本からスリランカに入る場合、たとえ直行便で行ったとしても夕方遅くに到着。多くのフライトが夜~深夜着となる。なので、旅の初日のホテルは寝るだけと割り切ることができるのだ。

 だから、このダイナミックパッケージで航空券と初日のホテルをセットして購入するととてもリーズナブル! エコノミークラスで8万円代前半から、ビジネスクラスで20万円代前半から選べる。

 選べるホテルは50軒で、ブティックホテルからラグジュアリーホテルまでがリストアップされている。もちろん初日1泊だけでなく何泊するかも自由。このパッケージをうまく利用して旅行を楽しめば、アーユルヴェーダの施術料分は軽く浮くというしだいだ。

【取材協力】
キャセイパシフィック航空

フリーダイヤル 0120-46-3838(カスタマーセールスセンター)
http://www.cathaypacific.com/

大沢さつき(おおさわ さつき)
大好きなホテル:LAPA PALACE@リスボン
大好きなレストラン:TORRE DEL SARACINO@ソレント
感動した旅:フィリピンのパラワン島ボートダイビング、ボツワナのサファリクルーズ、ムーティ指揮カラヤン没後10周年追悼ヴェルディ「レクイエム」@ウィーン楽友協会
今行きたい場所:ナミブ砂漠
ブログ http://tabi-travell.com

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2016.11.07(月)
文・撮影=大沢さつき