職人が腕をふるう露店が並ぶハン・ルキル通り
ハン・ルキル通りに入ってすぐ、背筋をスッと伸ばして、ていねいに調理をしているおばちゃんがいます。1985年創業の屋台「マダム・コン」の日常風景です。
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右:ゆで卵入りの特製カレーパフで、2リンギット(約60円)で販売。
カリーパフで小腹を満たしたら、つるっと麺でもいかがでしょう。ワンタン麺といえば日本ではスープ麺がメジャーですが、マレーシアは汁無しの“ドライ”が名物。博多ラーメンのような極細の麺に、オイスターソースと胡麻油をベースにした香味ソースをからめた汁無し麺です。これにワンタンスープがセットで付きます。シンプルながらもやみつきになる味。暑い日にぴったりです。
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マダム・コンの数軒隣にあるのは、1959年創業のお粥専門店「漢記」。鶏ガラスープで炊いたお粥が絶品。裂いた鶏肉、豚団子、ピータン、コイの刺身入りなど、種類も豊富です。
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ペタリン通りと交差する角には、ロンガン入りの真っ黒な羅漢果ジュース、その斜め前には、フレッシュな豆乳のジューススタンドがあります。どちらもマレーシアで人気のドリンクなので、ここで喉をうるおして、ホッとひと息。
2016.05.27(金)
文=古川 音
撮影=古川 音、三浦菜穂子