本場の海産物満載のどんぶりは最高!

タクシーを降りるとすぐにお店が。でもココで興奮するのは早い。

 ホテルで荷物をピックアップしてからタクシーを飛ばして、函館朝市に着いた時点で、空港に向かうまでの残り時間は1時間あまり。まるでどこかのテレビ番組のようだけれど(笑)、函館滞在時間は24時間弱しかなかった。ロッカーに荷物を預けて、食事の前に少しだけ朝市内を見て回ることに。

メインの函館朝市は建物の中にある。
館内では、小さなお店が所狭しと美味しそうな海産物を並べている。あー、もう全部買って帰りたいくらい(笑)!

 魚の干物、乾燥ホタテ、イクラの瓶詰めなど、美味しそうなものばかり。でも、持ち帰る荷物には限界があるし、時間がないので迷っていられない。海鮮丼も早く食べに行かなくては! すこし慌て気味に「どんぶり横丁市場」を素通りして、朝市の奥にあるフードコートへ。

こちらのお店は、電子レンジで温めるだけで食べることができるトウモロコシやバタじゃがを売っている。これも美味しそう!
なんと、いか釣り場まである! 子供のチャレンジに大人達が集まっていた。
函館朝市に隣接しているどんぶり横丁市場。どの店がいいのか、目移りしてしまう。

 メニューの写真を見比べ、海鮮丼と三色丼とで迷い、選んだのはカニとウニ、イクラの三色丼。どの食材もたっぷり食べたかったから。これがもう、劇的に美味しいのなんのって! 口の中でウニとイクラが大合唱を繰り広げると、カニが「まぁまぁ、そんなに興奮しないで」となだめてくれる感じ(笑)。あっという間にどんぶり一杯をたいらげてしまった。

最後に辿り着いたのは、函館朝市の端にあるフードコート。閉店時間ぎりぎりに間に合ってオーダーしたのは、カニとウニ、イクラの三色丼。美味しすぎ!!

 余韻にひたりながら、荷物をコインロッカーから出して空港へと向かった。函館がこれほど楽しくて美味しい町だったとは! 冒頭に書いたように、今回はマイルを貯めるための旅だったのだけど、「また来よう!」と心に決めている自分がいた(笑)。

函館朝市
URL http://www.hakodate-asaichi.com/

どんぶり横丁市場
URL http://donburiyokocho.com/

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)
トラベル&スパジャーナリスト。渡航130回超・60カ国超、海外スパ取材230軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)が4刷、台湾版も好評につき、中国版出版制作中! 第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』好評につき、こちらも中国版出版決定!
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2015.11.17(火)
文・撮影=たかせ藍沙