主演作ではカリスマ美容師を好演

――アクションシーンに関しては、「ライダー」のときの経験が役立ったといえるのではないでしょうか。

 今考えると、「ライダー」のときはドラマ部分がメインになっていたこともあって、僕はあまりアクションしていなかったんですよ(笑)。でも、この作品の前に深夜ドラマでやった「彼岸島」の劇場版の撮影があって、3カ月間、刀を振っていましたし、『彼岸島』のアクション部の方が『ストレイヤーズ~』にいらっしゃったりして、その流れでできたのも助かりましたね。

――ちなみに、本作での白石さんの観どころを教えてください。

 こういうちょっと変わった役は初めてなので、これまでの僕を知っている人には新鮮かもしれませんね。あと、アクションに関しても、単純に殴る蹴るだけじゃなくて、ワイヤーを使ったり、プロレスっぽい技も入っているなど、バラエティに富んでいます。泊まりでの撮影も多かったので、僕だけじゃなくキャストのチームワークも楽しんでもらえると思います。

――ちなみに、カリスマ美容師を演じた主演作『鏡の中の笑顔たち』も現在公開中です。

 僕が、老人ホームに入っているお年寄りや、自宅から出ることができない人のための「訪問美容」という仕事を通して成長していく、という普遍的な青春映画になっています。僕が実際に行っている美容室に1週間ぐらい閉店後に通って、アシスタントの人たちと一緒にウィッグを切ったり、できるかぎり練習して現場に行ったんですが、それでもかなり難しかったですね。ここでは実際の僕とは、まるっきり逆のキャラを観られるかと思います。

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2015.06.05(金)
文=くれい響
撮影=中井菜央