NHK朝の連ドラでは堤真一の息子役に抜擢

――9月29日から始まるNHK連続テレビ小説(「マッサン」)にも出演されますが、決まったときの率直な思いや、現場での感触はいかがでしょうか。

 東出くんはもちろんそうですが、『桐島』で共演した仲間が、次々と朝ドラの出演が決まっていたので、ついに出番が来たなという感じです。だから、やってやるぞという気持ちは強くて気負っていたんですが、この現場もこれまでとまた違った空気感で、楽しいんです。お父さん役の堤真一さんをはじめ、大先輩方から冗談で“薄っぺらい男=ペラ男”と呼ばれてイジられながら、毎日のように自分の未熟さを感じています。スゴい先輩たちに囲まれて芝居ができているのだから、関西弁が大変なんて言ってられません!

――最後に、今後の目標があれば教えてください。

 日本のレオナルド・ディカプリオ……とまでは言わなくても、ハリウッドであれ、アジアであれ、世界を視野に入れた俳優になりたいです。でも、今はあまり難しいことは考えず、野性の感覚のようなものを大切にして、どんどんガッついていきたい。そのうちに、『インディアン・ランナー』のヴィゴ・モーテンセンのような役を演じてみたいです。そして、そんな僕が出演した作品を通じて、ファンになってもらえたら、いちばん嬉しいですね。

浅香航大(あさかこうだい)
1992年8月24日 生まれ。神奈川県出身。11年、「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」でドラマ初出演。映画『桐島、部活やめるってよ』(12年)を機に、次世代若手俳優として、『悪の教典』『カノジョは嘘を愛しすぎてる』などの話題作に出演。9月29日からスタートするNHK 連続テレビ小説「マッサン」には鴨居英一郎役として、12月8日放送回より登場。また、11月15日からはWOWOW連続ドラマW「平成猿蟹合戦図」が放送される。

『劇場版 零~ゼロ~』
山間部の町にある、ミッション系女子高の学生寮で生活するアヤ(中条あやみ)。ある日、彼女はまるで自分の死を予告するような鮮やかなビジョンを見て以来、部屋に引きこもるように…。それと同時に少女の幽霊が現れるようになり、目撃者が次々と姿を消していく。
(C)2014『劇場版 零~ゼロ~』製作委員会
2014年9月26日(金) 全国公開
http://zero-movie.jp/

くれい響 (くれい ひびき)
1971年東京都出身。映画評論家。幼少時代から映画館に通い、大学在学中にクイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作を経て、「映画秘宝」(洋泉社)編集部員からフリーに。映画誌・情報誌のほか、劇場プログラムなどにも寄稿。

 

Column

厳選「いい男」大図鑑

 映画や舞台、ドラマ、CMなどで活躍する「いい男」たちに、映画評論家のくれい響さんが直撃インタビュー。デビューのきっかけから、最新作についてのエピソードまで、ぐっと迫ります。

2014.09.25(木)
文=くれい響
写真=中井菜央