30品目以上の食品が摂れる「食べるエステ」で梅雨に備えるべし!
韓国料理スランジェ
メニュー名:医食同源ダイエット アンミカセット
もうすぐ梅雨。体調管理に気を遣う季節ですね。ジメジメして体も気分も重くダルく……なってきたら、「医食同源」「薬食同源」のお料理を食べて養生しましょう。
「医食同源」というと中国の薬膳料理が有名ですが、韓国にも同様の思想が根付いています。以前、雑誌CREAでソウルのレストラン取材をした際、現地では「食べるものはすべて薬」という考えが常識のように浸透していることを知ったのですが、考えてみればその通り。食材の特徴や効能を知り(勉強し)、体調に合わせて食べることができれば、口に入るものはすべて薬になり得ます。とはいえ、漢方や食材の知識がない普通の日本人にとっては、「医食同源」はややハードルが高いコンセプト。まずはお手頃なセットメニューで、感覚を養ってみてはいかがでしょうか。韓国出身のファッションモデル、アンミカさんが行きつけの韓国料理店「スランジェ」と開発したコラボメニュー、「医食同源ダイエット アンミカセット」は、美味しく食べながら薬膳の知識が身に付き、健康美にも近づけるという、欲張り女子も大満足のメニューです。一食で30品目以上の食品を摂れ、見た目もキレイで、もちろん美味しく、お値段が1,980円! これはリピートしたくなるメニューです、ハイ。
最初に供されるのは、宮廷料理をカジュアルにアレンジした「スランジェ」スタイルの前菜7種類の盛り合わせ。茄子のジョン(一口サイズのチヂミ)、じゃことシシトウの甘辛煮 、緑豆もやしのナムル、蓮根と柚子の煮物、りんごとじゃがいものナムル~ミルチョルピョン風仕立て、手作りカクテキ、手作り白菜キムチなど、やさしい味の野菜料理をたっぷりいただけます。次に登場するメインは、薬膳ポッサム&柔らか牛肉のプルコギと葉野菜の盛り合わせ。やわらかなポッサム(蒸し豚)や甘い味付けのプルコギは、いろいろな葉っぱに包んでいただきます。葉野菜で「包む」というのはひじょうに簡単な作業ですが、私などは、この野菜に手で直接触れるということも大事な気がします。野菜のみずみずしさに触れることで自然を感じ、気持ちが豊かになるような気がするんですよね。
2014.06.03(火)
文=小松めぐみ