肉ブーム沸騰中。六本木で特選牛の味わいに酔いしれる!

タワーズグリル
メニュー名:特選牛テイスティングコース

メインの牛フィレ肉は左から国産和牛A4 、オーストラリア産和牛、U.S. ブラックアンガス牛。シェフのおすすめの焼き方はミディアムです。

 世間では肉ブームが続いています。アメリカから鳴り物入りで上陸した東京・六本木の「ウルフギャング・ステーキハウス」や、アークヒルズ・サウスタワーにオープンした「ルビージャックス・ステーキハウス&バー」など、話題のお店はアメリカンスタイルのステーキハウス。

 主役はビーフです。気分はステーキです。さて、どこで食べましょう? となったとき、私の頭に浮かぶのはザ・リッツ・カールトン 東京の「タワーズグリル」。お肉の量が多すぎず(もちろん少なすぎず)、一皿で3種のお肉を食べ比べられ、お肉以外のお料理も洗練されているから! ということもありますが、タワーズグリルは“話題のド真ん中”のお店ではないぶん、ほどよく落ち着いた雰囲気でお食事ができるのがいいところ。“クラシックアメリカングリル”という業態のフランクさと5ツ星ホテルのラグジュアリー感がミックスした、絶妙なバランス感もすてきです。

 看板料理のグリル料理はシンプルなだけに素材が大切ですが、こちらのシェフが厳選したビーフは、青森県の倉石牛をはじめとする国産A4黒毛和牛やオーストラリア和牛、U.S. ブラックアンガス牛など。これら3種類のビーフを1カットずつ味わえる「特選牛テイスティングコース」(14,000円/税金・サービス料13%別)が、タワーズグリルの醍醐味です。このコースは前菜、スープ、メイン、デザートからなる4品構成で、メインは「牛フィレ肉」、または「18日熟成牛サーロイン」をチョイスするもの。例えば「牛フィレ肉」をチョイスすると、国産A4黒毛和牛、オーストラリア和牛、U.S. ブラックアンガス牛の、3種それぞれのフィレ肉が味わえます。

大きな窓に都会の風景が広がる店内は、都会的で洗練された雰囲気。東京タワーとスカイツリーが見える席も。ドレスコードはカジュアル・エレガンスです。

<次のページ> 3種の特選牛を、さまざまな味で愉しむ

2014.05.08(木)
文・撮影=小松めぐみ