プロのソムリエが最高級のデキャンタとグラスでワインをサーブ
ワインショップ・エノテカ丸の内店
メニュー名:持ち込みワイン(デキャンタージュサービス)
有楽町と大手町を結ぶ丸の内仲通りは、高感度なセレクトショップが並ぶショッピングストリート。その有楽町側の一角に、2月2日、ワインショップ「エノテカ」の旗艦店のひとつである丸の内店がリニューアルオープンしました。リニューアルのポイントは、ショップにエノテカ最大のウォークインセラーを設置し、約12坪のラウンジスペースが併設されたこと。
国際ビルの内廊下に面した入口からラウンジに一歩足を踏み入れると、そこは想像以上に贅沢な空間でした。じゅうたん敷きのテーブル席(11席)の横の壁にはフランスの風刺画家サム(Georges Goursat)の絵がずらりと飾られ、まるでギャラリーのよう。そのエレガントさは、格式あるレストラン級です。
グラスワインは1杯1,188円から楽しめますが、自宅用ワインを買うついでにご近所メイクで立ち寄るには、ちょっと気がひけるかもしれません。
さて、このラウンジの最たる特徴は、オーストリアのワイングラスの名門ブランド「リーデル」社とのコラボレーション。常時15種類が揃うグラスワインは、それぞれに適した形のリーデル社のグラスで提供されます。
また、ショップで買ったワインを持ち込み、リーデル社の最高級ラインのグラスで楽しめるのも、このラウンジならではです。抜栓料は1本あたり1,620円。エノテカの他店舗に併設されたバーの抜栓料は1,080円ですが、デキャンタージュサービスも受けられることを考えれば、1.5倍の価格は決して高くありません。
デキャンタも、もちろんすべてリーデル社製。購入したワインがデキャンタージュされる様子を眺めるだけでも、優雅な気持ちになれることでしょう。リーデル社のデキャンタにはさまざまな形がありますが、なかには筒状の部分が長く、とぐろを巻いた蛇のような形状のものも。そんなデキャンタの中をワインが流れる時間は、儀式のような特別感に満ちています。
2015.03.03(火)
文・撮影=小松めぐみ