一番古くからある食堂の濃厚な牛骨スープ
《創業1904年》【仁寺洞】里門ソルロンタン(イムンソロンタン/이문설농탕)

1950年~の朝鮮戦争で飲食店の多くは閉業を余儀なくされたが、里門ソルロンタンは営業を続け、いまも国内最古の食堂として賑わいをみせる。
ソルロンタンは豊作祈願の「先農祭」で振る舞われた牛骨スープだが、骨のみならず牛の複数の部位を8~9時間煮込み、2日ほどねかせて、乳白色の旨み濃厚なスープを提供するのが里門流。

各食卓に用意されたネギをのせ、塩、胡椒、唐辛子粉を加えたり、自家製キムチやカクテキで味変しながら食べ進めるのが正解。
里門ソルロンタン(イムンソロンタン/이문설농탕)

所在地 ソウル特別市鍾路区郵政局路38-13(서울특별시 종로구 우정국로 38-13)
電話番号 02-733-6526
営業時間 8:00~15:00(L.O. 14:30)、16:00~21:00(L.O. 20:00)
定休日 無休
2025.03.23(日)
文=CREA編集部
写真=衛藤キヨコ
コーディネート=安藤菜那(TANO INTERNATIONAL)
CREA 2025年春号
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