好評発売中の「CREA」2025年春号では、韓国の伝統を再解釈し、モダンにアップデートした食や韓屋宿をはじめ、癒しの「済州島」やカルチャーの街「坡州」まで、2025年の韓国をたっぷりと取材しました。グルメ・カルチャー・ファッション・コスメまで、全108ページの大ボリュームでお届けする本誌から一部を抜粋してご紹介。
CREA 2025年春号
『韓国のすべてが知りたくて。』
定価980円
韓国の独特の“食”を求めて旅に出る人は多いはず。ただ食べるより、ちょっと食文化を意識してみると食がもっと魅力的に見えてきそう。ぜひ、攻略してほしい韓国の二大食カルチャーをご紹介します!
記事末尾には「CREA」2025年春号で紹介したスポットをまとめた便利なGoogle Mapも。
SAM〈サム〉文化
〈サム〉とは包んで食べること。基本的にはサンチュやエゴマの葉、キムチやゆでた白菜でご飯やおかずを巻く。古くは畑仕事をしながら育てている葉で持ってきたおかずとご飯を巻いて食べていたのだとか。日本のおむすびのような文化なのだ。
◆サムギョプサル


大きな石板で焼くサムギョプサルが名物。韓国産の豚肉がしっとり焼き上がる。

タッチパネル注文だが、無料のサンチュとエゴマの葉は口頭で注文。サンチュ→エゴマ→豚肉→餅→チーズ→キムチとたっぷり重ねて頬張ろう。
石岩生塩焼 龍山店(ソクアムセンソグムグイ ヨンサンジョム/석암생소금구이 용산점)
所在地 ソウル特別市龍山区漢江大路49(서울특별시 용산구 한강대로 49)
電話番号 02-795-7113
営業時間 11:30~14:30、16:30~23:00(L.O. 22:00)、土・日曜 12:00~23:00(L.O. 22:00)
定休日 無休
Instagram @sekwang_official
◆ボッサム

カフェのようなお店だが、名物のボッサムは本格派。
韓方のスパイスで煮込み、食感はモチモチ。酸味が少ない白菜の浅漬けキムチで巻き、細く切った大根のキムチ(辛くない!)と一緒にサムして食べる。


豚肉が薄く、巻きやすい。サムしてこそ完成する味なのだ。伝統的な韓国料理が並び、プルコギやじゃがいものチヂミも人気。
温味館 安国(オンミグァン アングク/온미관 안국)
所在地 ソウル特別市鍾路区北村路2ギル5-4(서울특별시 종로구 북촌로 2길 5-4)
電話番号 0507-1371-0394
営業時間 11:00~22:00(L.O. 21:30)
定休日 無休
Instagram @onmigwananguk
2025.03.08(土)
文=北條芽以
写真=佐藤 亘
コーディネート=ソン・シネ、ソ・スミン(TANO INTERNATIONAL)
CREA 2025年春号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。