●撮影や放送終了で終わる関係性ではないキラメイメンバー
8年ぶりに再始動する「ROCK MUSICAL BLEACH」において、新たに主人公・黒崎一護を演じる木原瑠生。
キラメイイエローとして注目され、「刀ミュ」でも活躍する彼が、これまでのキャリアを振り返りつつ、自身の特撮ヒーローに対する思いも語ってくれました。
――20年に放送された「魔進戦隊キラメイジャー」では射水為朝(いみず・ためとも)/キラメイイエロー役を演じられましたが、その1年間で学んだことは?
それまで映像のお仕事は、ほとんどやってなかったので、映像について一から学ばせていただいた現場でしたし、今後に繋がる縁を作ってくれたのが「キラメイジャー」と思います。
撮影や放送が終わったら、それで終わってしまう関係性ではないんです。今でもかなりの頻度で、キラメイ男子メンバーは会っていますし、特撮好きのスタッフの方は、まるでお兄ちゃんのような存在で、毎日のようにいろんな話をしています。また、みなさんと一緒に仕事できたらいいと思っています。
――そういう意味では、「キラメイジャー」は木原さんにとって。大きな転機になった作品といえますか?
より多くの方に知られる存在になったうえ、ヒーローを演じるうえでの責任感みたいなものを背負い始めた意味では、「キラメイジャー」との出会いは、かなり大きかったと思います。やっぱり、どこで誰に見られているかわからないこともあり、自身の行動に関しても意識するようになりましたし。
――そして、21年5月に1stシングル「お願い神様」でソロデビューを果たします。
それまでグループでやっていたぶん、一人でやる大変さも分かりましたが、「やっと来たな」という嬉しい気持ちでいっぱいでした。いろいろな意見も出せるようになりました。
デビュー曲のときは「ポルノグラフィティさんの「サウダージ」のようにノレる曲をやりたい」だったり、「自分なりに面白い歌詞を書いてみたい」ということを提案しました。
2024.05.10(金)
文=くれい 響
撮影=今井知佑