8年ぶりに再始動する「ROCK MUSICAL BLEACH」において、新たに主人公・黒崎一護を演じる木原瑠生。

 キラメイイエローとして注目され、「刀ミュ」でも活躍する彼が、これまでのキャリアを振り返りつつ、自身の特撮ヒーローに対する思いも語ってくれました。


●オーディションを経て、事務所預かりの特待生に

――幼い頃の夢は?

 物心ついたときから「仮面ライダー」や「ウルトラマン」が好きだったこともあって、特撮ヒーローに対する憧れが強かったです。

 二つ上の兄がいるので、その影響もあると思うのですが、昔の写真を見ると、必ず一緒にヒーローのおもちゃが映っているぐらい好きでした。

――その後、野球やピアノ、そして歌うことを始められたタイミングは?

 ピアノは先に習っていた兄の影響で、3歳ぐらいから通い始めて、10歳ぐらいまでやっていました。野球も先にやっていた兄の影響で、小学1年生から始めて、中学3年までやっていました。

 それで、野球をひと区切りさせたタイミングで、歌を始めたんです。小学生の頃も「大島優子さんに会いたい」という思いから芸能界への憧れはあったのですが、中学生のときにEXILEや三代目 J SOUL BROTHERSが友だちのあいだで盛り上がっていて、それきっかけで、本格的に芸能の道に進みたいと思うようになりました。

――そして、養成所に通われたり、オーディションを受けられたわけですね。

 養成所に通うことで、本格的に歌とダンスを習い始めて、今の事務所(Sony Music Entertainment)が主催するオーディションを受けました。そのときはグランプリが該当者なしだったのですが、後日事務所の方から「歌、ダンス、お芝居のレッスンを受けられる特待生としていかがですか?」という連絡が来たんです。それで「是非!」ということで、事務所預かりの特待生になりました。

2024.04.26(金)
文=くれい 響
撮影=今井知佑