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デザートとワインの組合せまでが至福!

 ここに来ると、しっかりデザートまで行き着きたいと思うんです。美和子さんが作るプリンがメニューにあるときは、どんなにお腹がいっぱいでもオーダーしちゃう!

 今日は季節のタルトタタン。合わせたお酒は、程よい甘味のデザートワイン。これがめちゃくちゃ合う! こういう組み合わせをさりげなく出してくれるのもありがたい。

 ま、もちろんコーヒーでしめてもいいのですが(ここは鎌倉の名店「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」のコーヒー豆を使ったコーヒーがいただけるのです)、今日は、最後までお酒でいきたいときにはこんな〆もいいですよね〜。

 最近のおふたりのおすすめワインは? と聞くと出てくる出てくる。

 5本を厳選してもらうと、(写真左から)フランス・サヴォア地方の造り手「Corentin Houillon(コランタン・ウイヨン)」のMontee Furieuse (モンテ・フリリューズ)2021、フランス・アルザス地方の造り手「Sons of Wine」のGW Inspiration (ゲビュルツアンスピラシオン)2022、フランス アルザス地方の造り手「Christiphe Lindenlaub (クリストフ・リンデンローブ)」のJe suis au jardin(ジュ・スィ・オ・ジャルダン)2021、日本・北海道の造り手「Domaine Atsushi Suzuki (ドメーヌ アツシ・スズキ)」のCuvee 002(キュヴェ002)2021、フランス・ボジョレーの造り手「Pierre Cotton(ピエールコットン)」のFleurie(フルーリー)2019。

 まだまだおすすめがセラーにありますから、相談してみてくださいね。

 鎌倉駅西口から徒歩5分弱。かわいい扉を開けると目眩く時間が待っていますよ。ちなみにTRESとは、フランス語で「3」。#03は「3」のお店のご紹介でした。では、またお会いしましょう!

TRES(トレス)

所在地 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-8-9 鎌工業会館ビル102
電話番号 0467-66-1324
営業時間 16:00~23:00(L.O.)
定休日 水曜、月2回不定休あり
Instagram @tres_kamakura

赤澤かおり(あかざわ・かおり)

料理雑誌の編集部を経て、フリーランスに。料理と旅の編集者として活動。料理本のほか、30年以上通い詰めるハワイについての執筆、単行本編纂も多数。近著に「人生にはいつも料理本があった」(筑摩書房刊)。

次の話を読む春を迎えた鎌倉のビストロで酔う イケおじの陽気で優しいサービスと イチゴ×鴨肉×赤ワインの組み合わせ

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Column

赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み

鎌倉で暮らしながら、料理編集者として飛び回る毎日を送る、赤澤かおりさん。どんなに忙しくても赤澤さんが元気いっぱいなのは、地元・鎌倉でお酒を飲む時間。このシリーズでは女性のひとり旅も多い鎌倉で、「ひとり飲み」に優しいお店をご紹介します!

2023.12.19(火)
文=赤澤かおり
撮影=榎本麻美