この記事の連載
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #01
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #02
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #03
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #04
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #05
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #06
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #07
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #08
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #09
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #10
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #11
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #12
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #13
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #15
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #14
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #16
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #17
- 赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #18
鎌倉でダンナさんと暮らしながら、ハワイや沖縄、もちろん東京でも料理の本を作ったり、取材をしたり。料理と旅の編集者・赤澤かおりさんは、どんなに忙しくても元気いっぱいなのです。
そんな赤澤さんが忙しい毎日のなかでほっとするのはやっぱり、地元・鎌倉に戻って、あるいはおうちで目一杯働いたあとに、お酒を飲む時間。基本的に前々から予約をとるよりも、その日のお腹に聞いて食べたいものと飲みたいものを求めて出かけます。
ふっと時間が空いたとき、ひとりでふらりと出かけた鎌倉で気軽にお酒を楽しむなら? そんなテーマで教えてもらった3軒は、ガイドブックに載っているのとはちょっと違う、おいしくて、面白くて、ひとりにやさしいお店ばかりでした。
#01は、朝から夜までお酒を飲めて、スープがおいしいお店、「エキゾチカ スープ&バー」へ!
ようこそ、赤澤かおりさんのひとり飲みワールドへ!
はじめまして。料理編集者の赤澤かおりと申します。今回から始まりました、ご近所ぶらりひとり飲み日記。鎌倉を訪れたときに、ひとりでふらりと飲めるお店を選びました。お役立ていただけたらうれしいです。どうぞよろしくお願いします。
#01は「エキゾチカ スープ&バー」。
ここはなんと、朝9時から生牡蠣とスペインの泡、カヴァが楽しめるところ(閉店までこのメニューは楽しめますが、朝9時からというのがポイント!)。
このメニュー自体は一年中やっているそうですが、11月から4月までは福岡県糸島市の「みるく牡蠣」が、その他の季節は兵庫県などからの3種の牡蠣が楽しめます。
海水の塩けがきいたミルキーな牡蠣にレモンをキュッと搾って、カヴァをグビリ、の朝。あー、大人になってよかったと、一日のこの始まりに毎度感謝します。
私はだいたい朝、スーパーに行く前に寄って気付けとして一杯やっててから買い物に向かう感じ。余裕があるときもないときも、このメニューを知ってしまってからはついつい立ち寄ってしまうところになりました。それにしても80年代ラブな私のハートをくすぐるこのメニュー。さっと飲んで、さっと次へ! というときにもぴったりです。
ランチに人気のスープセットはスープと自家製パン、鎌倉と三浦の野菜のサラダ、本日のデリ3種、自家製鶏ハムがついて1,650円から。パンを、キッシュや肉まんやガパオまんに変更したり、パテカンやサルシッチャを加えたりすると、お皿の中身も、お値段も少しずつパワーアップしていくスタイルです。
今の季節はこの牡蠣のチャウダーが人気。私も朝牡蠣活動のあと、また牡蠣を選んでしまうほど、やわらかく煮込まれた野菜と牡蠣の旨みがたっぷりのクリーミーな味わいにハマっております。
それから自家製パン! ふわもちのこのパンがいくらでも入ってしまうくらい好き。だから、肉まんにしようかなと思いつつ、いつもシンプルなこちらを選んでしまいます。
ちなみに写真のスープとパンのセットはディナータイムのもの。ランチなら、これにサラダやハムなどがもりもりっとついてくるわけ。ディナータイムにもスープを! との声で、こうしてお酒と楽しめるセットも味わえるようになりました。
スープと一緒にちびちびやりながら飲んでいると、いくらでもお酒が飲めるのでお気をつけくださいね。
2023.12.19(火)
文=赤澤かおり
撮影=榎本麻美