この記事の連載
赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #01
赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #02
赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #03
赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #04
赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #05
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赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #12
赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #13
赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #15
赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #14
赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #16
赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #17
赤澤かおりの鎌倉ひとり飲み #18
夫婦の笑顔とワインのセレクトが最高

ワインのセレクトはいつもふたりにお任せ。心地のいいカウンターに座っていると、どこからともなく知り合いがやってきてまた飲みが進むのも、ここの楽しいところ。
また、季節に寄り添い作られるここのお料理で、季節を感じ、気づくことも多い私です。「鎌倉の市場が近くにあるから自然とそうなっているし、ありがたいなと思う」と、おふたり。そうやって受け止めてきた食材で、私たちもおいしい恩恵を受けているんだなぁとしみじみ思った言葉でした。

こちらは秋のお楽しみ、栗のラザニア。ラザニア担当は旦那様の誠さん。実は生地にも栗が練り込まれているという凝ったもの(あまり気づかれないのだそうですが……笑)。中にもゴロゴロ栗が入っていて幸せ〜な味わいです。
このラザニアはもちろん、ビーフストロガノフや、ジャガイモのピュレと牛ひき肉がみっちみちに重ねられたグラタン、アッシュパルマンティエなどは、男が作る料理の繊細さと緻密さがよく表れているボリュームのある料理。私も大好物! 秋は栗ですが、そのあとはビーツのラザニアになる予定だそう。
2023.12.19(火)
文=赤澤かおり
撮影=榎本麻美