無印良品の「オーバル バスケット」

「バスケットが大好きで、つい買っちゃうんです。旅行先で民芸品の籠を買うこともあれば、このバスケットのように実用性の高いものを選ぶこともあります。これは無印良品のものですが、無印良品の店舗は全国にあるし、価格も手ごろで実用的な製品ばかり。よく立ち寄っています」

 ジゼルさんにそう言われてあらためて見まわしてみると、確かに家のあちこちにバスケットが置かれていました。民芸風のすっきりとしたデザインのものから、農家で使われていたであろうアンティークのものまで。さながら、バスケットの博物館のよう。

「スリッパを入れたり、雑誌を入れたり。ありとあらゆる収納に使えるので、家中にバスケットがあります。クローゼットの中にもたくさん。どれをどこで買ったか覚えていられないくらい」

 でも、こちらのセカンドハウスに越してきた当初、ジゼルさんが意識的に数を揃えたものはバスケットではなく、灯りだったそうです。

 次は、「AKARI」という名の灯りが登場。

2023.03.30(木)
文=松山あれい
撮影=平松市聖