虎の縞模様がトレードマーク!

◆玉英堂 彦九郎

 人形町にある「玉英堂 彦九郎」。歴史の長い和菓子屋さんで、看板商品は「虎家㐂(とらやき)」。こちらのどら焼きは、80余年前に誕生した当時から現在に至るまで、製法は一切変わっていません。

 その特徴はなんと言っても、表面の薄紙を剥がすと現れる、虎の縞模様のような焼き目。何度見てもほっこりとする、美しい色合いです。ふっくらと厚みのある皮は、まるでパンケーキのようで、一瞬和菓子であることを忘れるほど。

 皮も素晴らしいけど、あんこも絶品。はみ出るほどたっぷり挟んだ粒あんは、小豆の粒をしっかりと堪能できます。やわらかく丁寧に炊き上げてあり、ほっくりとした甘さがナイスィーツ! 食べ応えもあって、あんこ好きにも大満足の美味しさ。心ゆくまでどら焼きが食べたい人にはたまりません。

玉英堂 彦九郎

所在地 東京都中央区日本橋人形町2-3-2 玉英堂ビル 1F
電話番号 03-3666-2625
https://gyokueidou.com/

スイーツなかの

東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、吉本興業に所属。子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強し、唯一無二のスイーツ芸人として活動をはじめる。10年間吉本で活動後、特注のパンケーキハットをトレードマークに幅広く活躍中。老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識と情報で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」「スクール革命」など多数のテレビ番組に出演。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売するなど、幅広いシーンで活動中。
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Column

スイーツなかのの「よろスィーツ月報」

一万種類以上ものスイーツを食べ歩いた実績を誇り、今も日々その数を更新中のスイーツ芸人のスイーツなかのさんが、実際に食べておいしかった今いちおしの旬なスイーツを自信を持ってお届け!

2023.01.07(土)
文=スイーツなかの
撮影=深野未季