ヴァカンス、再始動！モルディブリゾート2022

【カタール航空】数々の受賞歴をもつ秀逸なビジネスクラス「Qスイート」

TRIP

2022.7.14

スタイリッシュで豪華なラウンジと、もうひとつのビジネスクラス

巨大なテディベアは、ハマド国際空港のシンボル。コロナ禍前と変わらないにぎわいだ。

　カタールの首都ドーハにあるハマド国際空港は、コロナ禍というのに以前とまったく変わらないにぎわいを見せていた。ショップもレストランも航空会社のラウンジも、すべて24時間オープンしていて、活気にあふれている。

　カタール航空の「アル・ムルジャン・ビジネスクラスラウンジ」は、世界で最も豪華なビジネスクラスラウンジのひとつ。24時間、5つ星ホテル並みのサービスを提供している。

　このラウンジを利用できるのは、カタール航空のビジネスクラス搭乗客と、ワンワールド加盟航空会社の一部の運賃のビジネスクラス搭乗客。その他の運賃のビジネスクラス搭乗客とエコノミークラス搭乗客は、事前にアクセス権を購入すれば利用することができる。

　ラウンジの受け付けをすませると、目の前にはプールのような大きな噴水が広がる。天井から水がしたたり落ちている。レストランは2箇所。左右に細長いラウンジの、右手のらせん階段を上った上階と、左手奥にある。

ビジネスクラスラウンジ内には大きなプールのような噴水があり、その横のらせん階段を上るとレストランがある。

噴水の上にあるレストランには、温かい料理をはじめとするビュッフェのほかに、オーダーメニューもある。

メインフロアにあるレストランでは、サラダやサンドイッチなど、軽食を提供している。

　ほかに、ラウンジ内には仮眠室、シャワー、ビジネスセンターなどがあるが、メインエリアのイスには電源もついていて、どこに座っても携帯電話やパソコンの充電ができるようになっている。トランジットが長くても、快適で充実した時間を過ごすことができるラウンジだ。

最新デザインのビジネスセンター。パーテーションがある個別ブースや、ミーティングができるテーブルなどがあり、仕事がサクサク進みそう。

　ドーハのハマド国際空港からモルディブのヴェラナ国際空港までは4時間55分。こちらのフライトは「Qスイート」ではないが、シートは快適そのもの。深夜便なので、軽めの機内食をいただいて仮眠を。短い時間ながら、フルフラットシートでぐっすり眠ることができた。

仮眠をとることができる静かな個室には、ソファに毛布が用意されている。夜には順番待ちの列ができていた。

　取材時、機内はほぼ満席で、臨時便が運行するほど。モルディブがヨーロピアンのリゾートとして人気が高いことを実感するとともに、カタール航空が選ばれていることに納得の快適な空の旅だった。

【取材協力】

カタール航空
http://www.qatarairways.com/

たかせ藍沙(たかせあいしゃ)

トラベル＆スパジャーナリスト。渡航160回超・70カ国超、スパ取材300軒超、ホテル取材2000軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。主な著書は『ファーストクラスで世界一周』(ブックマン社)、『美食と雑貨と美肌の王国魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、『 LOVE! ROSE 薔薇のチカラでもっとキレイになる！』(宝島社)。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』(ともにPHP研究所)。
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CREA WEB連載「たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周」