搭乗時には各シートのドアがすべて開いているが、この状態でもドアがない一般的なビジネスクラスと同様のプライバシーは確保されている。 通路を挟んで隣のシートに座っている人と目が合うことはない。 座席の真横に収納スペースもあって、占有スペースはかなり広い。 ドアを閉めると誰にも邪魔されずにくつろぐことができる。 前の席との間にあるパーテーションを下ろすと4席が向かい合うという、画期的なアイデアのシート。中央にふたつ並んで、毛布と枕が置かれているのが前列の後ろ向きのシート。 機内で最初に配られるアラビアンコーヒー。スパイスが利いていて美味しい。 前菜の特製アラビア風メッツェ。右からパセリを使ったサラダのタブーレ、ナスのペーストのモウタバル、ヒヨコ豆のホンモス。アラビアピタパンとともに。 CAさんがベッドパッドを敷いてくれるので寝心地は抜群だ。枕は大小2個。ファーストクラス並みに、高級パジャマも用意されている。 アメニティポーチはブリックス社製。中に入っているのはイタリアの高級コスメ「カストロ・モンテ・ヴィビアノ・ヴェッキオ」のオリーブを使ったクリーム、リップバーム、フェイスミスト、アイマスク、イヤウィスパー、ソックス。新型コロナ感染防止のため、マスク、手袋、消毒用ジェルも配られた。 緊急着陸時、後ろ向きのシートに座っていたら、前屈みではなく背もたれに身体を預ける体勢を! 巨大なテディベアは、ハマド国際空港のシンボル。コロナ禍前と変わらないにぎわいだ。 ビジネスクラスラウンジ内には大きなプールのような噴水があり、その横のらせん階段を上るとレストランがある。 噴水の上にあるレストランには、温かい料理をはじめとするビュッフェのほかに、オーダーメニューもある。 メインフロアにあるレストランでは、サラダやサンドイッチなど、軽食を提供している。 最新デザインのビジネスセンター。パーテーションがある個別ブースや、ミーティングができるテーブルなどがあり、仕事がサクサク進みそう。 仮眠をとることができる静かな個室には、ソファに毛布が用意されている。夜には順番待ちの列ができていた。 「Qスイート」以外のビジネスクラスシートもゆったりしていて快適だ。 メニューはアラカルトになっている。深夜なので、スープをメインに選んだ。 短い時間でも深夜便なので、フルフラットのシートはありがたい。