2軒目の「フォーシーズンズ リゾート」には、空からチェックイン!

「フォーシーズンズ リゾート モルディブ アット クダフラ」は、ヴェラナ国際空港からスピードボートで約25分。夜に到着しても、その日のうちにボートでリゾート島に移動してチェックインすることができる。今回の旅では、前回ご紹介したバア環礁の「フォーシーズンズ リゾート モルディブ アット ランダーギラーヴァル」から移動した。

個性の違う2軒の「フォーシーズンズ リゾート」の両方を楽しみたい場合、リゾート間の移動は、空港を経由せずに、水上飛行機でダイレクトに移動できる。今回は、特別塗装でラグジュアリーなシートの「フォーシーズンズ リゾート」専用機に乗ることができた。このかわいい塗装の機体、リゾートのショップで模型を買うことができる。入荷してもすぐに売り切れる人気ぶりだという。

「フォーシーズンズ リゾート モルディブ アット クダフラ」に着くと、モルディブの民族衣装を着たリゾートスタッフが「ボドゥベル」の演奏で出迎えてくれる。モルディブの伝統的な音楽だ。レセプションでチェックインの手続きをしてすぐに客室へ。同系列のリゾートなので、データを記入し直す必要がないのでスムーズだ。
近くにはサーフポイントがあるのもこのリゾートの特徴のひとつ。リゾート内にはサーフショップがあり、ときおりサーフボードを抱えたゲストが歩いていたりする。


チェックインが終わり、1週間のアクティビティのスケジュールを見てみると、ドルフィンクルーズがあった。さっそく参加することに。船が出るのは夕方の17時頃、イルカが活発に動くのは日差しがやわらぐ夕方なのだ。
それまで少し時間があったので、水着に着替えてSUPヨガへ。ゲストはアメリカ人女性と私の2人。足もとが不安定なので常にバランスを取る必要がある。途中で落下したこともあり、予想以上のエクササイズとなった(笑)。

さて、いよいよドルフィンクルーズへ。まずはリゾート内の「マリン・ディスカバリー・センター」で海洋生物学者ラウラさんのレクチャーを聴く。モルディブの地形に始まり、イルカの進化の歴史や、モルディブで見られるイルカの種類(体形が細くて小型のスピナードルフィン)など、写真やビデオを交えて教えてくれた。

それからボートへ。目指すは、リゾート島からほど近い環礁の切れ目。他のリゾートからの船も来ていた。波はやや高いけれど、しばらくするとイルカの群れが。10頭くらいはいるだろうか。船の舳先で泳ぐと、ゲストからは「ドルフィン!」と歓声があがる。
よく見ると、身体に縞模様が残っている50センチメートルほどの、赤ちゃんイルカがいた。大人のイルカたちが周囲にピッタリ寄り添っている。「子どもたちがいるから今日はジャンプをしないのね!」と、海洋生物学者のラウラさんの興奮気味。小さなアイドルに魅了されたクルーズとなった。



2022.05.08(日)
文・撮影=たかせ藍沙