モートン島で野生のイルカに会う
![砂でできた世界で3番目に大きい島、モートン島。photo:Brisbane Marketing](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/8/1280wm/img_68ad68969542457af2f6ddddca92ba52268835.jpg)
約3万4000キロもの海岸線を擁するオーストラリア。美しい海でのさまざまな出会いも、一生の思い出になること間違いなしです。
ゴールド・コーストから車で約1時間、クイーンズランド州の州都ブリスベンの沖合約40キロに浮かぶモートン島は、感動いっぱいの楽園アイランド。
![ゴールド・コーストやブリスベンから日帰りでホエールウォッチングも可能!](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/0/1280wm/img_f05d11a115ee48088474e2cebfa65134250753.jpg)
かつて南半球最大の捕鯨基地だったモートン島。例年6~10月にはホエールウォッチングが楽しめるほか、シュノーケリングやダイビングなど、さまざまなマリンアクティビティを思う存分に満喫できます。
![ウェブサイトに掲載されている〈WILD DOLPHIN FEEDING〉の紹介画像。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/f/1280wm/img_cfd16f44dc0ca8796fc488b8c537e4d3349100.jpg)
ウェブサイトを見ていると、野生のイルカに餌やり体験もできるとのこと。とても気になる!
![ビーチサイドに連なる「タンガルーマ・アイランドリゾート」のロッジ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/5/1280wm/img_05fabd45e17c58f928a3e15b7672e2a1624599.jpg)
というわけで、ブリスベン近郊の港から船に乗って約1時間15分。白砂のビーチが広がる島が見えてきます。
![訪れた日は、あいにくの曇り空。でも、この海の色に「来てよかった!」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/5/1280wm/img_45cea3e0838bb5676d29b56fde64a9e8288235.jpg)
島内の約98%が国立公園となっているモートン島で、心弾むアクティビティを豊富に用意しているのが「タンガルーマ・アイランドリゾート」。
島で唯一のリゾート施設で、ビーチ沿いにホテルやロッジ、レストランなどが並んでいます。
![砂浜では、海鳥たちがのんびり。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/2/1280wm/img_f2745457755168aaed5235a39bd01da0260124.jpg)
島に到着してまず参加したのが、沈没船観光&魚の餌やりクルーズ。
![グラスボートに乗って「出発!」。〈沈船クルーズとフィッシュフィーディング〉は1日3回催行、1名 AUD39。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/4/1280wm/img_9424af48b84b0d9bb9958ce0a32853b3419682.jpg)
リゾートのすぐそばの海に15隻の船が沈む〈タンガルーマ・レックス〉が魚たちの絶好の住み処となっていて、200種以上が生息しているといいます。
![漁礁となっている〈タンガルーマ・レックス〉。photo:Tourism Australia](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/5/1280wm/img_15c99d455f75875766fe9af0b3b8deb8180605.jpg)
![沈没船は、島の防波堤の役割も果たしています。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/e/1280wm/img_0e7a8d75366b48c2e0615c392f4affd7694716.jpg)
沈没船に近づいていくと、グラスボートの底にはクロダイをはじめとした元気な魚たちの姿が。
![ピチピチの魚たちが船底の窓いっぱいに。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/9/1280wm/img_d9abccdcb9541041b17acad724f09689694674.jpg)
ガイドさんが手渡してくれた餌を投入すると、さらに魚たちが超・密集! まさに “おさかな天国” です。
![目の前に海が広がる〈デラックス・ビーチフロントヴィラ〉1泊 AUD479~。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/2/1280wm/img_d2acb42b11e37dabf714f2dd47c5102c710366.jpg)
今回は日帰りでの訪問したが、リゾート内には、デラックスな〈ホテルルーム〉のほか、〈ビーチフロントヴィラ〉などさまざまなタイプの宿泊施設が。
アクティビティをとことん楽しみ尽くすなら、島に滞在するのがおすすめです。
![最大6名まで泊まれる〈ファミリースイート〉1泊 AUD309~。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/8/1280wm/img_f81acf4015295e9f4fc5efded524b14a353708.jpg)
もちろんカフェやレストラン、ショップなどもあります。ビーチサイドのベンチで海を眺めながら、ビールを片手にのんびり過ごしたり……。
![海風を感じながら飲むビールは格別!](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/c/1280wm/img_1cf9be1ab3efe3876edd7f5be8427782272913.jpg)
![この鳥の名前は「マスクド・ラップウィング」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/5/1280wm/img_a5597b5670054d5a3dd73cb055acfd69356378.jpg)
![夕暮れが近づくにつれて、海がキラキラと輝きはじめます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/0/1280wm/img_b081ccb623767332d6a5bb3d67b8457b409121.jpg)
お目当ての〈ドルフィン・フィーディング〉が行われるのは日没後。イルカとの遭遇率は99%だそう!
このプログラムには、イルカにストレスを与えないよう厳しいガイドラインが設けられていて、政府の認可をきちんと受けています。
![まずはスタッフの説明を聞きます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/3/1280wm/img_73335333c80d6e96cb18ef84bc3fe5db395433.jpg)
太陽がすっかり沈んで、辺りが暗くなったら、いよいよ体験プログラムがスタート。
まず、スタッフから「必ず手の消毒をすること」「イルカに直接さわらないこと」など注意事項の説明が。そして、海のほうを見ると浅瀬にイルカたちの影が……。
![野生のイルカがこんな近くに……。写真や動画撮影はOKですがフラッシュは禁止です。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/4/1280wm/img_444269ec081734f1387c97c782f9328f559870.jpg)
小魚を手に持ち、海にひたすとイルカが寄ってきて「ぱくっ!」。
![イルカのほうから餌に近づいてきてくれます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/e/1280wm/img_3e7c0bd391ceeb92212045991b35650e525234.jpg)
このドキドキ感……。ほんの一瞬の体験ですが、忘れられない思い出になりました。
![パラセーリング、クルージング、フィッシングなどのほか、砂丘をサンドボードで滑り降りるデザートサファリなど、体験したいアクティビティが満載! photo:Tourism Austalia](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/d/1280wm/img_ad94ddb6151f434823bbe700e468a3a3363695.jpg)
モートン島へは、ゴールド・コーストやブリスベンの主要ホテルから気軽に参加できる日帰りツアーが多数。雲ひとつなく晴れわたった日に、また絶対来てみたい!
2022.06.20(月)
文=矢野詔次郎
写真=鈴木七絵
協力=オーストラリア政府観光局