TRIP 4. ナチュロパシーで自分を慈しむひとときを
“Made in Australia” といえば、自然派コスメを思い浮かべる人も多いはず。オーガニックマーケットが身近に開かれ、自然とともにあるライフスタイルを大切にするオーストラリアでは、サステナビリティを意識した取り組みが日常に浸透しています。
“ナチュロパシー” とよばれる自然療法も暮らしのなかに根づいていて、メディカルハーブやフラワーエッセンスなどが広く人々の間で愛用されています。
そんなナチュロパシーをベースにした、さまざまなプロダクツを手がけているのが「オーチャード・ストリート」。
現在シドニーで4つのお店を展開していて、ノース・ボンダイにあるショップは、カフェ「エリクサー・バー」も併設。ピースフルな空気に包まれて、心穏やかな時間を過ごせます。
店内には、天然成分を用いたトニックハーブなどのオリジナルプロダクツがずらりとならび、効能も多彩。
カフェのメニューも “ナチュロパス(自然療法士)” が監修したもの。
人気は、その日の気分に合わせてカスタマイズできるドリンク〈エリクサー・バー〉。
まずはエスプレッソ、チャイ、カカオなどベースのフレーバーを決め、続いてトッピングするナチュロパシーを基に調合した “エリクサー・パウダー” をセレクト。
「Purity(清浄)」「Immunity(免疫)」「Radiance(輝き)」など7つのキーワードから気になるものを選び、最後にミルクをチョイス。アーモンドミルクやカシューナッツミルクなど、いずれも植物性のものとなっています。
フードメニューも動物性食品を使わないビーガンで、グルテンフリー。素材はすべてオーガニックだから上質なおいしさで、しかも食べたあとの満足感もしっかり……。
元気をチャージできるスウィーツもバリエーション豊富。お皿にちりばめられたお花からもパワーをもらえます。
朝から常連さんがやってきては、自然なおいしさに癒やされながらくつろいでいく……。
オーストラリアでは、日常のなかに当たり前にオーガニック、ビーガン、ナチュロパシーがあるのを体感できます。
2022.06.20(月)
文=矢野詔次郎
写真=鈴木七絵
協力=オーストラリア政府観光局