大自然を楽しむユニークなスポットがいっぱい!
◆りんごの里にワイルドな宿が
大都会シドニーからも気軽に行ける世界遺産があります。それがグレーター・ブルー・マウンテンズ。約90種ものユーカリの木、約130種の固有種の植物が自生。多くの絶滅危惧種も生息しています。
そんな大自然が広がるなかに、ユニークな滞在を楽しめる「ウォレマイ・ウィルダーネス・キャビン」などのホテルもあります。
このホテルを建てたのが、地元で木材・石材の仕事を営む家に生まれたライオネルさん。自らの手で敷地内に客室を建設し、いずれも手作り感あふれる空間となっています。
窓の向こうに広がるのは、とにかく濃密な森だけ。大自然の息づかいを肌で感じることができ、誰にも邪魔されない時間を過ごせると、カップルにも人気だそう。
ちなみにこのホテルがあるビルピン地区は、りんごの名産地としても知られています。
B59号線沿いには、自家製アップルパイなどを味わえるお店も。ぜひ立ち寄ってみて!
◆オーストラリアは、ワクワク動物大陸!
コアラ、カンガルー、エミュー、タスマニアン・デビル……。オーストラリアで会いたい生き物はそれだけではありません!
メルボルンの南東約140キロのフィリップ島は、ペンギンたちの楽園。日帰りで "ペンギン・パレード" を見に行く日本語ツアーなどもあります。
また、南オーストラリア州のポート・リンカーンでは、アシカと一緒に泳ぐシュノーケリングが体験可能。州都アデレードからの日帰りツアーで楽しむことができます。
そして、ワイルドなドキドキ体験を求める人におすすめしたいのが〈シャーク・ケージ・ダイビング〉。こちらもポート・リンカーンで体験できます。
ウェットスーツを着用し、鉄製の籠に入って海中へ……。すると映画『ジョーズ』でお馴染みの、あのホオジロザメがやってきて、迫力満点!
さらに、ノーザンテリトリーには〈死の檻 (CAGE OF DEATH)〉と題された、恐怖の体験も。
それを体験できるのが、ダーウィン市にある世界最大級の爬虫類飼育園「クロコザウルス・コーブ」。巨大ワニが泳ぐプールに用意された透明な檻に入り、飼育員が餌を与えると間近で大きな口を開けて「ガブッ!」。
もしこんなのに噛みつかれたら………。誰もが戦慄するスリル満点の体験です。
2022.06.20(月)
文=矢野詔次郎
写真=鈴木七絵
協力=オーストラリア政府観光局