●再ブームアーティスト賞第1位:浜崎あゆみ

 今年話題をさらったドラマといえば「M  愛すべき人がいて」。

 ストーリーもおおげさで面白かったが、なにより、ガンガン流れる1990年代後半のエイベックスの大ヒット曲と浜崎あゆみの名曲が熱かった!

 何もなきゃ浜崎あゆみしばりのカラオケ大会を女友達と開くところだが、時期が時期なので風呂で「SEASONS」をゴソゴソ歌うしかできず、虚しかったのなんの。コロナ憎し。

●再ブームアーティスト賞第2位:TRF

 自粛期間、運動不足解消面でお世話になったのがTRF。

 タンスの奥深くに寝かしていた「TRF イージー・ドゥ・ダンササイズ」を掘り起こし、ドッタンバッタン踊った。痩せはしなかったが、楽曲はノリが良く気が晴れた!

 この他にも、TUBEの前田さんがヘロヘロになりながらお手本を見せてくれる「TUBE 夏うたメドレー体操」も大好きで、エッチラオッチラとストレッチしながらTUBEの名曲に浸ったわ……。友人は昔挫折した「ビリーズ・ブート・キャンプ」をリベンジしていた。

 嗚呼、青春が甦るおうちトレーニング。もっと継続すれば痩せたのか……。

●再ブーム名作賞:「赤毛のアン」

 今年、最も話題になったおしゃべりな娘さんといえば誰? 答えはフワちゃん……間違いではないが、再ブーム的にはアン・シャーリー。「赤毛のアン」だ!

 現代風にアレンジされた実写版「アンという名の少女」が大人気。

 さらに私がチビッ子のとき大好きだった「世界名作劇場」のアニメ「赤毛のアン」も再放送されていたらしい。

 「きこえるかしら」という、当時のアニソンにしてはものすごい挑戦的な曲に乗り、ブワッサーと花びらが舞い散る中、馬車で疾走するアン。あのオープニングはアニメ史上ナンバー1の美しさだと言い切れる。

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2020.12.16(水)
文=田中 稲