客船でフィヨルドを進み
ドーズ氷河へ!
![あまり客船が訪れない、穴場なドーズ氷河。デッキではスタッフが防寒のための毛布やスープを配布してくれるので、快適に見学できます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/a/-/img_2a7b9ef34b929f708571e034aad37a22235090.jpg)
今回のクルーズのハイライトは、エンディコット・アームとドーズ氷河の大パノラマを客船上から眺望すること。
![雪解け水なのか、滝がフィヨルドの壁を伝っていました。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/d/-/img_8dfcb37ff0696b00b88ed026d1a99a48708771.jpg)
客船はステファンズ・パッセージから水路に入り、氷河によって削られたエンディコット・アームを進みます。
このフィヨルドは幅が狭く、入れる客船が限られます。そのため訪れる旅行者数が少ない、いわゆる穴場的存在。
![デッキに用意された双眼鏡で氷河をウォッチング。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/7/-/img_87669adaf8b5b74ebb1e0997d6099c07381924.jpg)
客船がゆっくりと進んでいくと、水面に浮遊する氷の塊からピキピキッという割れる音が聞こえてきます。
フィヨルドの対岸には針葉樹が茂り、岩壁を一筋の滝が流れています。船尾を見ると、引き波に氷の塊が揺れています。
この氷の上でアザラシが休んでいることもあるとか。
![明るく光を宿したような氷の青が印象的だった、ドーズ氷河。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/0/-/img_30739746ca2fd7a89554e596b6c7cd05307298.jpg)
![ドーズ氷河の前でしばらく停泊し、満喫したのちに、水路を戻ります。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/a/-/img_bab9bc285865391f0bacc1a6c7740356193810.jpg)
そして最深部に待っているのがドーズ氷河。フィヨルドの合間から氷の塊がのぞいています。
手前の海面には崩れた氷の欠片があちらこちらに点在。
目の前に広がる大自然のドラマを、客船のデッキから眺めるとは、なんて贅沢。しかもこの日、この船だけの貸し切りでした。
![これが客船上とは!? ゴーカート場やスライダー付きプール、ジャグジーなど施設充実。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/a/-/img_3af26d68c1918b107ab5298a608aae69526084.jpg)
![エクスクルーシブな船旅が味わえる「ザ・ヘブン」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/6/-/img_263372a287b0843ec39b875c808fcbfc532934.jpg)
ちなみに、今回乗船した「ノルウェージャン ジョイ」。スライダー付きプールはもちろん、洋上のゴーカート場までも装備。
いわばエグゼクティブクラスのようなワンランク上の豪華キャビン「ザ・ヘブン」は、ゲストオンリーのエリアがあり、スペシャルな各種サービスが受けられる、天国のような世界。
いつかは、「ザ・ヘブン」に……、と夢が広がります。
エンディコット・アーム&ドーズ氷河
●アクセス 米国シアトルから乗船し、アラスカ3ヵ所の港+カナダ1都市をめぐる7日間クルーズ
●おすすめステイ先 ノルウェージャン ジョイ
「インサイドパッセージクルーズ『アラスカハイライト』7日間 シアトル発」
https://www.ncl.com/jp/ja/vacations?destinations=Alaska_Cruises/
【取材協力】
ノルーウェイジャンクルーズライン
https://www.ncl.com/jp/ja/
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Column
古関千恵子の世界極楽ビーチ百景
一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!
2019.07.27(土)
文・撮影=古関千恵子